レゴ ムービー 2

『レゴ ムービー 2』：レゴの世界が再び幕を開ける

2019年に公開された『レゴ ムービー 2』（原題：The Lego Movie 2: The Second Part）は、前作『レゴ ムービー』に続く、レゴブロックを題材にしたCGアニメーション映画です。前作で平和を取り戻したかに見えたレゴの世界に、突如として宇宙からの侵略者が現れ、新たな冒険が始まります。

監督は『シュレック フォーエバー』や『トロールズ』で知られるマイク・ミッチェル。鮮やかな色彩と独特のユーモアで彩られた映像は、まるでレゴブロックが動き出したかのような、魅力的な世界観を作り出しています。一見、ストップモーションアニメのようにも見えますが、実際は高度なCG技術によって制作されており、オーストラリアのVFX制作会社アニマル・ロジックがその技術力を駆使しています。一部に実写シーンも含まれています。

物語：宇宙からの脅威とマスター・ビルダーたちの奮闘

前作から5年後、レゴの世界は「ブロックシティ」から「ボロボロシティ」へと姿を変えていました。秩序は崩壊し、荒廃した街で主人公エメットは、仲間たちと相変わらず陽気に過ごしています。しかし、ある日、謎の宇宙船に乗ってやってきたスウィート・メイヘム将軍が、ルーシーやバットマンといったマスター・ビルダーたちを誘拐します。

将軍の目的は、わがまま女王が支配する惑星への拉致。エメットは仲間たちを救うため、地球を飛び出し、シスター星雲へと旅立ちます。宇宙を舞台にした冒険の中で、エメットたちは様々な困難に直面し、友情や勇気を試されます。

魅力的なキャラクターたち：おなじみの顔ぶれと豪華声優陣

本作には、前作から登場するおなじみのキャラクターに加え、DCコミックスのスーパーヒーローたちが多数登場します。それぞれのキャラクターには個性あふれる声優陣が声を当てており、日本語吹き替え版も豪華なキャストが参加しています。

主なキャラクターは以下の通りです。

エメット (声 - クリス・プラット / 森川智之): 建設作業員であり、マスター・ビルダー。本作の主人公。
ルーシー / ワイルド・ガール (声 - エリザベス・バンクス / 沢城みゆき): エメットと出会ったマスター・ビルダー。
バットマン (声 - ウィル・アーネット / 山寺宏一): マスター・ビルダーの一人であり、DCコミックスの人気ヒーロー。
ロボヒゲ (声 - ニック・オファーマン / 間宮康弘): 海賊であり、マスター・ビルダー。
ユニキャット / ウルトラキャット (声 - アリソン・ブリー / 沢城みゆき): ユニコーンと猫を融合したようなマスター・ビルダー。
ベニー (声 - チャーリー・デイ / 岩崎ひろし): 少しボロボロのヘルメットをかぶった宇宙飛行士のマスター・ビルダー。
スーパーマン、ワンダーウーマン、グリーンランタン、アクアマン、ハーレイ・クイン、アルフレッド (声 - それぞれ豪華な声優陣): DCコミックスから登場する、お馴染みのヒーローやヴィラン、執事。
おしごと大王 / パパ (声 - ウィル・フェレル / 山寺宏一): 前作の悪役。
わがまま女王 (声 - ティファニー・ハディッシュ / 斉藤貴美子): 新たな敵。
スウィート・メイヘム将軍 (声 - ステファニー・ベアトリス / 坂本真綾): 誘拐犯。

その他にも、個性豊かなキャラクターたちが登場し、物語に彩りを添えています。

マスター・ビルダー：想像力の塊

「マスター・ビルダー」とは、レゴワールドに住む、自由な創造力を持つ住人たちのこと。身の回りのレゴブロックを使って、様々な武器や乗り物などを作ることができます。

製作と興行収入

本作は2018年に日本での公開が決定し、予告編や特報映像などが公開されました。全米では公開初週末に興行収入で首位を獲得し、その後も高い人気を博しました。

ゲーム化

映画公開に合わせて、ゲーム『レゴ ムービー 2 ザ・ゲーム』も発売されました。映画本編のストーリーに加え、クリア後のDLCやサブストーリーも楽しめます。

まとめ

『レゴ ムービー 2』は、前作を凌駕するスケールと、個性豊かなキャラクターたち、そして笑いと冒険に満ちたストーリーが魅力の作品です。レゴの世界観を存分に楽しみたい方、そして家族みんなで楽しめる映画を探している方におすすめです。

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