レゴランド

レゴランド：レゴブロックのテーマパーク

レゴランドは、レゴブロックで知られるレゴ社が企画・開設したテーマパークです。レゴブロックの可能性を体験し、休日を楽しめる場所として、1968年にデンマークのビルンで初めてオープンしました。その後、世界各地に展開しましたが、2005年に経営権が投資会社ブラックストーン・グループ傘下のマーリン・エンターテイメンツ社に移りました（一部レゴ社も投資）。

2022年5月現在、レゴランドはデンマーク、日本、アメリカ（カリフォルニア、フロリダ）、イギリス、ドイツ、マレーシア、アラブ首長国連邦、韓国の8か国、計10か所に存在します。

開設と拡大

世界初のレゴランドは、レゴ社本社のあるデンマーク・ビルンに1968年に開設された「レゴランド・ビルン・リゾート」です。開園当初から人気を集め、その年の夏のシーズンだけで62.5万人もの入場者がありました。

レゴランドは、11歳以下の児童を持つ家族を主なターゲットとしており、教育的な要素を取り入れたアトラクションが特徴です。例えば、運河やダムを作って地形を学んだり、楽器を作って演奏したりできます。また、MINDSTORMSやデュプロを使った学習エリアもあります。

各国のレゴランドは以下の通りです。

1996年: イギリス・ウィンザーに「レゴランド・ウィンザー・リゾート」が開園。年間入場者数は約200万人と、ヨーロッパ最大のレゴランドです。
1999年: アメリカ・カリフォルニア州カールスバッドに「レゴランド・カリフォルニア・リゾート」が開園。初のウォーターパークが併設されました。
2002年: ドイツ・バイエルン州ギュンツブルクに「レゴランド・ドイツ・リゾート」が開園。開園から1年で130万人が来場し、ドイツ最大級のテーマパークとなりました。
2011年: アメリカ・フロリダ州に「レゴランド・フロリダ・リゾート」が開園。世界で2番目に広いレゴランドで、ウォーターパークもあります。
2012年: マレーシア・ジョホール州に「レゴランド・マレーシア・リゾート」が開園。アジア初のレゴランドです。
2016年: アラブ首長国連邦・ドバイに「レゴランド・ドバイ・リゾート」が開園。中東初のレゴランドです。
2017年: 日本・名古屋市に「レゴランド・ジャパン」が開業。2018年には水族館「シーライフ名古屋」とレゴランド・ホテルが開業し、「レゴランド・ジャパン・リゾート」として拡大しました。ただし、敷地面積はレゴランドの中で最小です。
2021年: アメリカ・ニューヨーク州に「レゴランド・ニューヨーク・リゾート」が開園。アメリカでは3つ目のレゴランドです。
* 2022年: 韓国・春川市に「レゴランド・コリア・リゾート」が開園しました。

過去の誘致計画

かつて、千葉県が幕張海浜公園にレゴランドを誘致する計画がありました。しかし、不況の影響で出資企業が集まらず、2003年にレゴ社が計画を断念しました。

今後の計画

2025年には、レゴランド・シャンハイ・リゾートの開設が予定されています。

売却

レゴ社は経営不振のため、2005年にレゴランドの経営権をブラックストーン・グループに売却しました。その後、マーリン・エンターテイメンツ社がレゴランドの経営を行っています。

レゴランド・ディスカバリー・センター

レゴランド・ディスカバリー・センター（LDC）は、マーリン・エンターテイメンツが運営する屋内型アトラクション施設です。レゴランドよりも小規模で、世界各地に展開しています。日本では、東京と大阪にLDCがあります。

シーライフ・センター

シーライフ・センターは、マーリン・エンターテイメンツが運営する水族館です。一部の水族館はレゴランドに併設されており、レゴモデルが展示されています。

不祥事

レゴランド・ディスカバリー・センター東京で、聴覚障がいのある家族が入場を拒否されるという不祥事がありました。

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