レゴランド・ウィンザー

レゴランド・ウィンザー・リゾート



レゴランド・ウィンザー・リゾートは、イギリスイングランド南東部、バークシャー州の歴史ある街ウィンザーに広がる人気のテーマパークです。デンマークにあるレゴランド・ビルンに続き、世界で2番目に開園したレゴをテーマにした施設として、1996年から多くの訪問者を迎えています。

概要



このリゾートは、おもちゃのレゴブロックが持つ創造的な世界観を核としています。広大な敷地はかつてのウィンザー・サファリパークの跡地を利用しており、テーマパーク本体だけでなく、公式ホテルや複数の商業施設を含めた複合的なエンターテイメントエリアとして運営されています。これら全体を総称して「レゴランド・ウィンザー・リゾート」と呼ばれています。

施設の運営体制は開園以来変化しています。2005年7月13日以降、所有権はグローバルな投資会社であるブラックストーン・グループに移管されました。ただし、レゴ社はパークの株式の30%を引き続き保有しており、レゴの世界観維持に関与しています。現在のパーク運営は、マダム・タッソー館やロンドン・アイなどを手掛ける世界的なエンターテイメント企業、マーリン・エンターテイメンツによって行われています。

パークエリア



レゴランド・ウィンザー・リゾートのテーマパーク内は、年齢層や興味に合わせて楽しめるよう、様々なコンセプトに基づいたエリアに分かれています。全部で10個のユニークなテーマエリアが存在し、それぞれに特色あるアトラクションや体験が用意されています。主なエリアとしては、以下のようなものがあります。

ザ・ビギニング (The Beginning)
イマジネーション・センター (Imagination Centre)
ミニ・ランド (Miniland)
Duplo Land
トラフィック (Traffic)
レゴ・シティ (LEGO City)
Land of the Vikings
Kingdom of the Pharaohs
Knights' Kingdom
アドベンチャー・ランド (Adventure Land)
* Pirates Landing

これらのエリアを巡ることで、レゴの世界を全身で体験することができます。

歴史



レゴランド・ウィンザー・リゾートの建設は1992年に始まり、約4年間の準備期間を経て1996年3月にグランドオープンを迎えました。開業初年度には140万人を超える来場者を記録し、その人気を示しました。

施設の所有権に関しては、2005年7月13日に大きな変化がありました。それまでレゴ社が所有・運営していましたが、この日をもってブラックストーン・グループが新たな所有者となりました。ただし、レゴ社は引き続きパークへの関与を保ち、ブラックストーン・グループ傘下のマーリン・エンターテイメンツが運営を担う体制が現在まで続いています。

また、パークへの滞在型体験を拡充するため、2012年には敷地内にレゴランド・オフィシャルホテルが開業しました。これにより、遠方からの訪問者にとって、より便利でレゴの世界に浸れる宿泊施設が提供されるようになりました。

公式ホテル



レゴランド・ウィンザー・リゾートには、パークの体験をさらに深めることができる公式ホテルがあります。約150室を備えるこのホテルは、ロビーから客室、レストラン、その他の施設に至るまで、レゴの世界観をテーマにしたユニークな装飾が施されています。宿泊者は、レゴブロックに囲まれた楽しい雰囲気の中で滞在を満喫できます。

ホテルのチェックイン時間は15:00から23:59まで、チェックアウト時間は10:00となっています。

主な出来事



2016年8月11日には、パーク内で痛ましい事件が発生しました。レゴランド・ウィンザー・リゾートの海賊エリアを訪れていた6歳の少女が、男から性的暴行を受けるという事案が発生し、大きな波紋を呼びました。被害少女の母親がBBCの番組でこの件について語り、問題が広く知られることとなりました。

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