レッド・アフガン

レッド・アフガン

1988年に公開されたアメリカ映画『レッド・アフガン』（原題: The Beast）は、ソ連によるアフガニスタン侵攻を舞台にした戦争映画です。この映画は、旧ソ連軍の戦車と、それに対抗するムジャヒディーンの戦いを描いています。

概要

この映画は、ソ連軍のアフガニスタン侵攻という史実を背景に、戦車が単独で疾走し、それをムジャヒディーンが執拗に追撃するという、スリリングな展開が特徴です。アメリカ映画でありながら、ソ連兵のセリフは英語で表現されています。撮影は、アフガニスタンの風景に似たイスラエルで行われ、中東戦争で鹵獲されたTiran-5Sh戦車を改造し、T-55戦車に外観を近づけたものが使用されました。

あらすじ

1981年、ソ連軍のT-55戦車小隊が、パシュトゥーン人の村を襲撃し壊滅させます。村に戻ったムジャヒディーンのタジャは、戦車に兄を殺されたことから復讐を誓い、仲間とともに戦車を追跡します。一方、帰還中の戦車小隊からはぐれた一両のT-55は、道に迷ってしまいます。その戦車を操縦するコベチェンコは、狂信的な戦車長のダスカルに反発しつつも従っていました。情報部から前線に送られてきたコベチェンコは、現地人兵士サマッドからパシュトゥーン人の名誉の規範であるパシュトゥーンワリについて教えられます。無線も故障し、完全に道に迷った戦車兵たちに、復讐に燃えるムジャヒディーンが迫ります。

スタッフ

監督: ケヴィン・レイノルズ
演出: デイル・ダイ
音楽: マーク・アイシャム
撮影: ダグラス・ミルサム
製作総指揮: デイル・ポロック
編集: ピーター・ボイル

出演者

ジェイソン・パトリック
スティーヴン・バウアー
ジョージ・ズンザ
スティーヴン・ボールドウィン
ドン・ハーヴェイ

作品のテーマと特徴

『レッド・アフガン』は、戦争の悲惨さや、復讐の連鎖を描いた作品です。また、ソ連軍とムジャヒディーンという、異なる文化や価値観を持つ者たちの対立を描いている点も特徴です。映画全体を通して、緊迫感とアクションシーンが満載で、観る者を飽きさせません。

関連項目

パニック映画
兵器
ロンメル軍団を叩け

外部リンク

レッド・アフガン - allcinema
The Beast - オールムービー（英語）
* The Beast - IMDb（英語）

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