レビ・ロメロ

レビ・ホセ・ロメロ

レビ・ホセ・ロメロ（Levi Jose Romero, 1984年4月12日生まれ）は、ベネズエラ・アンソアテギ州で生まれた元プロ野球選手で、ポジションは投手である。彼は右投右打という身体的特性を持ち、プロ野球キャリアを通じて様々なリーグで活躍した。

経歴

プロ入りとマイナー時代

ロメロは2003年にヒューストン・アストロズとマイナー契約を締結し、プロの世界に足を踏み入れた。彼はマイナーリーグでの成長を目指し、2006年まで在籍したものの、A級でのプレーが唯一の機会であった。2007年にはテキサス・レンジャーズに移籍し、2008年にはA+級ベーカーズフィールド・ブレイズでプレーした。

巨人時代

2009年の春、ロメロは読売ジャイアンツの入団テストを受け、2月14日に育成選手として契約を結んだ。二軍では35試合に登板し、2勝3敗2セーブとまずまずの成績を収めた。防御率は4.26で、投球回数は38回、自責点は18だった。7月27日に支配下登録を果たしたが、メジャーリーグでの登板機会はなかった。再契約後の2010年には、ついに一軍デビューを果たし、7月19日の東京ヤクルトスワローズ戦では三者凡退に切り抜けた。その年、イースタンリーグで抑えとして19セーブを挙げ、注目された。

2011年シーズンは一軍でのスタートとなり、最初はビハインド時の登板が多かったが、チーム事情により抑えに抜擢された。特に、阪神タイガースとの試合で初セーブを記録し、その後も11セーブを挙げた。しかし、ランナーを出した際の不安定な投球から中継ぎに降格することとなった。

ソフトバンク時代

ロメロは2012年、福元淳史を含む交換トレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍した。しかし、成績は振るわず、3試合の登板で防御率10.13と不本意な結果に終わり、シーズン終了後に退団が発表された。

BCリーグ群馬時代

その後、2014年にはベースボール・チャレンジ・リーグの群馬ダイヤモンドペガサスに加入し、12セーブを挙げる活躍を見せた。2015年には先発として8勝する快挙を成し遂げたが、シーズン終了後に退団した。

引退後の活動

2021年以降、ロメロはタンパベイ・レイズ傘下のDSLレイズで投手コーチを務め、さらに2023年からはA級チャールストン・リバードッグスで投手コーチとして若手選手を指導している。

プレースタイルと人物

ロメロは196cmの長身を活かして、150km/hを超える角度のあるストレートと落差のあるフォークボールを武器にしていた。また、ツーシームやスプリッターも投げることができ、マイナー時代は主に先発として活躍したが、日本での経験からリリーフ専門に転向した。

記録

NPBでの初登板は2010年7月19日、東京ヤクルトスワローズとの試合で、1回無失点を記録。初セーブは翌年の阪神タイガース戦で、数々の記録を残している。背番号は、2009年に111、38、2010年からは117、41と変遷を重ねた。

結論

レビ・ホセ・ロメロは、マイナーリーグや日本のプロ野球での経験を経て、今なお若い選手たちを指導する立場で活躍している。彼の野球に対する情熱は、次世代の選手たちにも受け継がれている。

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