レーヌブランシュ:白い王妃の競走生活
2017年3月3日生まれのレーヌブランシュは、日本の競走馬界で輝きを放った名牝です。
フランス語で「白い王妃」を意味するその名にふさわしく、華麗な走りで多くのファンを魅了しました。ここでは、彼女の競走生活をデビューから引退まで、詳しく振り返ります。
華麗なるデビューと2歳時の活躍
2歳となった
2019年9月、
阪神競馬場で行われたダート1800mの
新馬戦でデビューを飾ります。3番人気に支持されたレーヌブランシュは、中団から直線で外に持ち出すと、鋭い脚で抜け出し、2着馬に3馬身半差をつける圧勝劇で鮮烈なデビューを決めました。続く11月には、
京都競馬場のもちのき賞(ダート1800m)にも7番人気ながら出走。好位追走から直線で力強い脚を見せ、1馬身1/4差で勝利し、デビュー2連勝を達成しました。この2勝は、彼女が将来大きな可能性を秘めていることを示唆するものでした。
3歳時:重賞初制覇とJpnI挑戦
3歳となった
2020年は、2月のヒヤシンスステークスで始動しましたが、
カフェファラオに敗れ10着と結果を残せませんでした。続く伏竜ステークスでも5着とやや精彩を欠いたものの、6月に行われた
川崎競馬場の
関東オークス(ダート2100m)で見事な復活劇を見せます。好位のインからレースを進め、最後の直線で先頭に立ったアクアリーブルをかわし、1馬身半差をつけて重賞初制覇を成し遂げました。続く
ブリーダーズゴールドカップでは1番人気に推されましたが、3着に敗れ、その後レディスプレリュードでは4着とやや低迷。
JBCレディスクラシックにも挑戦しましたが、5着という結果に終わりました。
4歳時:レディスプレリュード制覇
4歳初戦となった
TCK女王盃では2着と健闘を見せますが、その後は
エンプレス杯5着、
アンタレスステークス10着、ブリリアントステークス12着と苦戦が続きました。
ブリーダーズゴールドカップへの出走予定もありましたが、公正保持のため出走取消となり、改めて挑んだレディスプレリュードでは、2番手追走から4コーナーで先頭に立ち、最後は2馬身半差をつけて重賞2勝目を挙げました。しかし、
JBCレディスクラシックでは4着に終わるなど、安定した成績を残すには至りませんでした。
5歳時:現役引退と繁殖牝馬へ
5歳となった
2022年は、
TCK女王盃で4着、
エンプレス杯と
マリーンカップで3着とまずまずの成績を残しましたが、その後は着外が続くこととなり、
11月3日の
JBCレディスクラシック4着を最後に現役を引退しました。引退後は、
北海道新冠町の
ノースヒルズで繁殖
牝馬として新たな役割を担う予定です。
レーヌブランシュの競走成績
レーヌブランシュの競走成績は、JBISサーチ、netkeiba.comなどの競馬情報サイトで確認できます。
まとめ
レーヌブランシュは、重賞2勝を含む輝かしい戦績を残した競走馬でした。その美しい馬名と、力強い走り、そして、惜しまれつつも幕を閉じた現役生活は、多くの競馬ファンに記憶されることでしょう。繁殖
牝馬としての活躍にも期待が高まります。今後の活躍にも注目していきたいです。