ロアス

ロアス（LOAS）についての詳細

ロアス（LOAS）は、日本の大手文具メーカーであるナカバヤシが展開しているブランドで、主にオフィス用のファニチャーやOA機器、コンピュータ関連商品を扱っていました。かつてロアスは、ナカバヤシグループの一員としてお客様にさまざまなビジネスニーズに応える製品を提供していました。具体的には、デスクやキャビネットといったファニチャー類に加え、プリンターやケーブルなどのOA機器全般が含まれています。

事業の特徴

ロアスは、幅広いOA関連製品を取り扱っているものの、業界内には多くの競合企業がひしめき合っており、販売が伸び悩む傾向が見られました。しかし、法人向け販売は近年増加しており、ホームページに掲載している商品以外にも、新たな商品の生産や他社へのOEM供給を積極的に行うようになりました。その中でも特に、教育、医療、介護、施設におけるネットワーク関連商品の開発及び受託生産に重点を置いています。

近年の販売戦略として、親会社であるナカバヤシとの協力を強化し、販売シェアの拡大と販路の広がりを目指しています。例えば、大塚商会、コクヨ、アスクルといった市場の大手に比べると、ロアスのシェアはまだまだ低いものの、今後の成長への期待がかかっています。

経済的課題と統合

一方で、ロアスは近年の経済不況や激しい競争の影響を受け、採算に悪化が見られました。このため、2011年4月にナカバヤシから同社の清算が発表されました。この発表により、ロアスの事業は実質的にナカバヤシに統合されることとなり、ナカバヤシ本体及びその系列グループへと事業を引き継ぐこととなりました。

沿革

ロアスの歴史は1943年に始まります。この年に日本ペン先株式会社から独立した立川製作所が設立され、1983年には各種OA関連商品の製造販売を開始しました。その後、1988年に商号をニチエレ株式会社に変更し、1995年にはロアス株式会社と改称しました。この転機によって、ロアスは直販体制へと移行しました。そして、2011年にはナカバヤシからの解散告示を受け、同年に解散が完了しました。

取り扱い製品

ロアスは特に「Digio」というブランド名で知られ、多くのコンピュータ関連商品やオフィス用品を販売していました。例えば、OAデスクやラック、チェアといったオフィスファニチャーのほか、マウスやキーボード、USBハブ、各種ケーブル類に至るまで幅広い製品ラインナップを誇っています。また、ゲーム機の周辺機器も扱い、任天堂ライセンス商品やソニー関連商品も展開しているのが特徴です。

このように、ロアスは多岐にわたる製品を提供し、さまざまな業界のニーズに応じたサービスを展開していましたが、現在はナカバヤシの傘下として新たな道を歩んでいます。

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