ロシア社会民主党

ロシア社会民主党（Социал-демократическая партия России）は、ロシアにおける社会民主主義を掲げる政党として、2001年11月26日にミハイル・ゴルバチョフらによって創設されました。

概要

この政党は、ロシア統一社会民主党（Российской объединённой социал-демокрактической партии、議長はゴルバチョフ）とロシア社会民主党（Российской партии социальной демократии、党首はコンスタンチン・チトフ）など、複数の社会民主主義政党が合同して結成されたものです。当初の党名は「ロシア社会民主党 (統一)」（Социал-демократическая партия России (объединённая)）であり、略称はСДПР(о)でした。2002年に現在のロシア社会民主党へと党名を変更しています。公式発表によれば、党員は約1万2000人でしたが、ロシア連邦議会下院国家会議に議席を有することはありませんでした。

2004年5月には、ゴルバチョフがチトフ党議長と、当時のプーチン政権与党であった統一ロシアとの選挙協力を巡り対立し、党首を辞任する事態となりました。また、チトフも同年9月4日の第3回党大会において辞任を表明しました。後任の議長には、チトフに支持されたウラジーミル・キシェーニンが選出されました。キシェーニンは当時ロシア社会正義党に所属しており、1972年から国防省や治安機関で勤務し、大佐の階級を持つ人物であったこと、1975年にKGBの高等教育機関で学んでいたこと、ウラジスラフ・スルコフ大統領府副長官と関係を持っていたことから、プーチン政権との関わりが取り沙汰されました。

しかし、党勢は衰退し、2007年4月13日には公的な政党としての資格を喪失しました。その後、党員の大多数は、同年10月20日にゴルバチョフによって創設された社会民主同盟に移籍しています。

青年組織

2000年には青年組織として、ロシア社会民主青年同盟（ロシア社会民主青年連合、Российский социал-демократический союз молодёжи）が設立されました。この青年同盟は、国際社会主義青年同盟にオブザーバー加盟していました。

関連項目

* ロシア独立民主党

参照

外部リンク

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