ロジャー・バーナディーナ

ロジャーベン・アージェロ・バーナディーナのプロ野球選手としての歩み

ロジャーベン・アージェロ・バーナディーナ（Rogearvin Argelo Bernadina）は、1984年6月12日にオランダ領アンティルのキュラソー島ウィレムスタッドで生まれたプロ野球選手です。主に外野手として活躍し、左投左打のスタイルを持っています。彼のプロ野球キャリアは2001年から始まり、数々のクラブでの経験を積み重ねてきました。

経歴の始まり

バーナディーナは2001年にアマチュア・フリーエージェントとしてモントリオール・エクスポズに入団しました。順調に成長を続け、2008年6月28日、ラスティングス・ミレッジが負傷したことによりメジャーリーグに昇格。翌日の6月29日にメジャーデビューを飾り、初打席でヒットを放ちました。この瞬間は彼のキャリアの中で特に重要な出来事として記憶されています。

国際大会での活躍

2013年、彼は第3回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）でオランダ代表に選出されました。シーズン中は、8月19日にナショナルズから自由契約にされ、その後、8月21日にフィラデルフィア・フィリーズと契約を結びました。その年のオフにフリーエージェントとなるも、翌年にはシンシナティ・レッズと契約。2014年もWBCオランダ代表に名を連ねました。

韓国プロ野球とサイクルヒット

2016年には韓国プロ野球の起亜タイガースと契約し、「ボナディナ」という登録名でプレーしました。2017年8月3日には、KTウィズ戦で韓国プロ野球史上22人目となるサイクルヒットを達成する快挙を成し遂げます。

日本国外での活躍

2019年からはBCリーグの石川ミリオンスターズに参加が発表されましたが、公式戦には出場せず、その後は台湾プロ野球のLamigoモンキーズに移籍。しかし、ここでも6月30日に解雇されてしまいます。7月16日にはメキシカンリーグのラグナ・ユニオン・コットンファーマーズとの契約を結び、国境を越えたプレーを続けました。2020年にはオランダ・ホーフトクラッセのクイック・アメルスフォールトでプレーし、2021年にはキュラソー・ネプテューヌスに加入しました。

背番号と代表歴

彼の背番号はキャリアの中で数回変わりました。2008年には7、2008年から2012年は2、2013年には33、2014年に18など、多くの番号を使用しました。また、彼は2013年のWBCをはじめ、数回オランダ代表として国際大会に出場しており、その実績は素晴らしいものです。2019年のWBSCプレミア12にも参加し、2023年のWBCにもオランダ代表として選出されました。

まとめ

ロジャーベン・アージェロ・バーナディーナは、多様なチームでプレーし、国際舞台でも活躍してきた選手です。オランダ領アンティルのキュラソー出身でありながら、数々のリーグでの経験を通じて彼の名前は多くのファンに知られるようになっています。彼の今後の動向にも注目が集まります。

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