ロジワン

株式会社ロジワンの歴史と業務内容

株式会社ロジワンは、かつてダイエーの流通部門の完全子会社として存在していた企業です。2002年7月より前の商号は「株式会社ダイエー・ロジスティクス・システムズ」で、その後、2016年4月1日にイオングループの「イオングローバルSCM」に吸収されました。

概要

ロジワンはダイエーグループの物流を支える重要な役割を果たしてきました。企業は「品質はより高く、コストはより低く、後工程はお客様」を基本理念として掲げ、物流ネットワークを駆使して迅速な配送を実現しました。特に、必要な商品を必要な時に必要な量だけ届ける「ジャストインタイム方式」によって、全社的な物流最適化を図り、コスト削減と品質向上に努めました。

ダイエーがイオングループに参加した後、ロジワンはイオン南大阪RDCなどの流通事業も取り扱うようになり、運営面でも大きな変化がありました。また、2002年7月以前には株式会社ローソンの物流も担当しており、過去にはフードサービスネットワークにローソン物流の営業権を譲渡するなど、事業の広がり流動的な展開も見られました。

企業の沿革

ロジワンの起源は1969年に遡ります。富島陸運株式会社として設立された後、1971年には阪神運輸倉庫株式会社に商号変更し、神戸市に本社を移転しました。1993年にはダイエー・ロジスティクス・システムズに商号変更され、さらなる発展を遂げていきます。

2002年には現在の商号である「株式会社ロジワン」に変更され、以降はイオングループにおける物流センター業務を受託することで、事業を拡大しました。また、2011年からは最新の自動倉庫や高速仕分け機を備えたイオン南大阪RDCを開設し、物流の効率化とサービス向上に寄与しました。

配送センター

かつてロジワンは多数の配送センターやサービス拠点を有し、多くの従業員がそこで働いていました。主な配送拠点は以下の通りです：

• - 仙台配送センター（仙台市）
• - 名古屋配送センター（名古屋市→小牧市）
• - 摂津配送センター（摂津市）
• - 岡山配送センター（岡山市）
• - 坂出配送センター（坂出市）
• - 鳥栖配送センター（鳥栖市）
• - 沖縄配送センター（那覇市）
• - 八千代集配センター（八千代市）
• - その他、大阪、神戸、埼玉県、大宮市、横浜市などに多くの配送拠点を持っていました。

ロジワンが誇る川崎PC（プロセス・センター）は、ISO 9001：2000の国際基準を取得しており、品質管理にも力を入れていました。さらに、福岡ダイエーホークスがダイエー傘下であった頃には、球団のキャラクターがトラックに描かれていたこともあります。

こうした歴史を持ちつつ、ロジワンはイオングループへと組み込まれ、その後の発展を図ることとなりました。

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