ロドニー・マクロード

ロドニー・マクラウド（Rodney McLeod、1990年6月23日 - ）は、メリーランド州クリントン出身のアメリカンフットボール選手です。現在はNFLのクリーブランド・ブラウンズに所属し、セイフティとして活躍しています。

プロ入り前

高校時代からディフェンシブバックとしてプレーしていましたが、多くの大学は彼をワイドレシーバーとして評価していました。3年次にはチームの先発ディフェンシブバックで唯一インターセプトを記録できませんでしたが、4年次にはメリーランド大学戦で3インターセプトを記録するなど、チームトップの4インターセプトをあげました。4年間で190タックル、6インターセプト、1サック、3ファンブルフォースを記録しました。

プロ入り後

セントルイス・ラムズ (2012-2015)

2012年、ドラフト外フリーエージェントとしてセントルイス・ラムズと契約。開幕ロースター入りは厳しいと予想されていましたが、チーム内の負傷者の発生によりチャンスを掴みました。スペシャルチームで16タックルを記録し、フェイクパントで21ヤードのレシーブを成功させました。

2013年には、チームメイトからスペシャルチームのキャプテンに指名されました。フリーセイフティとして先発出場し、2インターセプト、チーム3位の87タックルを記録。第12週のシカゴ・ベアーズ戦では、残り1分32秒にインターセプトをあげました。

2014年には、タンパベイ・バッカニアーズ戦でインターセプトを記録し、シーズンを通して96タックル、2インターセプトをあげました。

2015年は制限付きフリーエージェントとなり、1年240万ドルの契約を結びました。第7週のクリーブランド・ブラウンズ戦でキャリア初のタッチダウンを記録。シーズンでは全16試合に出場し、82タックル、3ファンブルフォース、1インターセプトを記録しました。

フィラデルフィア・イーグルス (2016-2021)

2016年、フィラデルフィア・イーグルスと5年契約を締結。この年は16試合に先発し、83タックル、3インターセプト、1サックを記録しました。

2017年シーズンは14試合に出場し、54タックル、3インターセプトを記録。イーグルスは13勝3敗で地区優勝を果たし、マクラウドにとって初のポストシーズン進出となりました。プレーオフ初戦のアトランタ・ファルコンズ戦では、QBマット・ライアンからサックを記録し、チームの勝利に貢献。チームはその後NFCチャンピオンシップゲームも制し、第52回スーパーボウルに進出。ニューイングランド・ペイトリオッツとのスーパーボウルでは6タックルを記録し、チームも41-33で勝利、スーパーボウルチャンピオンに輝きました。

2018年は怪我により3試合の出場に留まりましたが、2019年は全16試合に先発し、74タックル、2インターセプトを記録しました。

2020年にイーグルスと2年契約を結び直し、第8週のダラス・カウボーイズ戦でキャリア2度目のタッチダウンを記録。しかし、第14週のニューオーリンズ・セインツ戦で前十字靭帯を損傷し、シーズンエンドとなりました。

2021年、第17週のワシントン・フットボールチーム戦で、第4Q残り30秒で勝利を決定づけるインターセプトを奪い、チームをプレーオフに導きました。

インディアナポリス・コルツ (2022)

2022年、インディアナポリス・コルツと契約。15試合に先発し、キャリアハイとなる96タックルを記録しました。

クリーブランド・ブラウンズ (2023-)

2023年5月5日、クリーブランド・ブラウンズと契約しました。

人物

2013年には、救世軍のラムズ大使を務めました。

ロドニー・マクラウドは、その実直なプレースタイルとリーダーシップで、多くのチームとファンに愛される選手です。

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