ロバート・パリッシュ

ロバート・リー・パリッシュ

ロバート・リー・パリッシュ（Robert Lee Parish）は、1953年8月30日にアメリカのルイジアナ州シュリーブポートで生まれた元プロバスケットボール選手です。彼は主に名門ボストン・セルティックスでの活躍で知られ、NBA史上屈指の名選手の一人として名を馳せました。パリッシュは tallであることからも特異な存在であり、216cm以上の体格を持つセンターとして、ゴール下で圧倒的な力を発揮しました。彼の存在は、1980年代におけるセルティックスの黄金時代を支える重要な要素であり、「元祖BIG3」とも称されるラリー・バード、ケビン・マクヘイルと共に恩恵を享受しました。

経歴

カレッジ時代

シュリーブポートにあるウッドロウン高校で際立った活躍を見せ、彼は平均26.6ポイント、18.0リバウンドという成績を残し栄光の道を歩きました。1972年にセンテナリー大学ルイジアナに進学し、そこでの活躍は目覚ましく、州内で何度もプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなどその名を知らしめました。1975年には大学バスケットボールのMVPにも選出され、その後オールアメリカにも選ばれました。

セルティックス時代

大学卒業後、1976年のNBAドラフトでゴールデンステート・ウォリアーズから全体8位で指名を受けて入団しました。初期のキャリアでは出場機会が限られましたが、1980年にセルティックスへトレードされてからはその才能を存分に発揮することになります。セルティックスではラリー・バードやケビン・マクヘイルという優れた選手と共にプレーし、そのトライアングルオフェンスが見事に機能しました。彼の強さとリバウンド力、さらにはブロックショットも含めたディフェンスは、セルティックスが東地区の強豪となるための重要なカギとなりました。

ホーネッツ時代とブルズ時代

1994年にはシャーロット・ホーネッツに移籍し、さらにその後1996年にシカゴ・ブルズに加わりました。ブルズではレギュラーシーズン43試合、プレイオフ2試合に出場し、特に1997年のファイナルではチームの優勝に貢献しました。彼がシュートを決めるたびにユナイテッド・センターは「チーフ」と呼ばれる彼を応援し、会場全体が一体感を持って盛り上がりました。

殿堂入り

ロバート・パリッシュはNBAにおける数々の業績が認められ、1996年にはNBA史上最も偉大な50名に選出される栄誉を得ました。その後、2003年にはバスケットボール殿堂に入ることで、彼の功績が正式に評価されました。

成績と受賞歴

パリッシュのNBAキャリアを通じて、彼は4回のNBAチャンピオンシップを獲得（1981, 1984, 1986, 1997）、9回のNBAオールスターゲームに選出されました。また、オールNBAチームの2ndチームにも選ばれるなど多くの成功を収めました。彼のユニフォーム番号00はボストン・セルティックスにおいて永久欠番に指定されています。

パリッシュはまた、NBAでの21シーズンの出場という偉業を達成し、今なお歴代2位の記録を保持しています。これに加えて、プレーオフ出場回数やリバウンド数、ブロック数など数々の記録も彼の名を歴史に刻む要因となっています。

ロバート・パリッシュは、バスケットボールの歴史において今なお鮮明な影響を及ぼす素晴らしい選手であり、彼の功績は次世代の選手たちに影響を与え続けています。

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