ロリ・ガスカ

ロリ・ガスカ

ロリ・ガスカ（Roli Gasca）は、1989年6月8日にフィリピンのセブ州セブ市で生まれたプロボクサーです。彼はパンアジアボクシング協会（PABA）バンタム級スーパー王者および第39代OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者としてのタイトルを保持しており、ボクシング界での地位を確立しています。彼は大阪帝拳ボクシングジムに所属し、フィリピンだけでなく日本でも活動しています。

キャリアの始まり

ガスカのプロキャリアは2007年に始まりました。彼は8月25日にアルバート・ビラカンパと対戦し、判定勝ちを収めたことで、ボクシングの舞台に立つことになりました。翌年、11月にはオルラン・エンリケスとの試合でプロ初のKO勝ちを達成し、注目を集めました。このように彼のキャリアは順調に進展していきます。

タイトル獲得

ロリ・ガスカは、2010年に第一の重要なタイトルとなるPABAバンタム級スーパー王座を獲得しました。2010年11月12日には、タイの選手タプティムデーン・シッルアンポープンとの試合で、6回TKO勝ちを収めて王座を手にしました。そして、2011年8月には日本のボクサー大橋弘政を相手にOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得します。

初防衛挑戦とその後

しかし、2011年11月に行われた小國以載との再戦で失利し、王座を失う結果となりました。この試合は、ガスカにとって初防衛戦となる重要な一戦でしたが、判定で敗れることとなりました。その後も、数々の挑戦を続けましたが、2012年にはIBO世界スーパーバンタム級王座決定戦や、再び小國以載との対戦でも敗戦を経験します。

復活を目指す挑戦

2013年には元WBA世界スーパーバンタム級王者と引き分け、改めて実力を証明する機会がありました。その後2014年には、IBO世界スーパーバンタム級の王座をかけた試合でも敗北を喫します。このような試合は、ガスカにとって苦い経験となりましたが、彼は挑戦を続けます。

移籍と新たな出発

2019年4月からは大阪帝拳ボクシングジムに所属し、新たなスタートを切ります。移籍後の初戦では、日本スーパーバンタム級ユース王者と対戦し判定負けを喫しましたが、プロ野球選手としての経験を生かし、さらなる成長を目指しています。

現在の状況

2021年12月16日、メルパルクホール大阪での試合では、日本S・フェザー級6位の選手にTKO負けとなりましたが、彼は依然としてボクシングへの情熱を燃やしており、さらなる成功を目指して努力を続けています。ロリ・ガスカは、今後もボクシング界での存在感を発揮し続けることでしょう。彼のキャリアや挑戦の軌跡は、ボクサーとしての誇り高き道のりを示しています。

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