ロングブリッジ駅

ロングブリッジ駅について

ロングブリッジ駅（Longbridge station）は、イングランド中部のバーミンガム南西部に位置する重要な鉄道駅です。クロス・シティ線の一部として機能しており、運行を担当するのはウェスト・ミッドランズ・トレインズです。この駅は運賃ゾーン4に属し、地域の交通の中心として利用者に広く親しまれています。

駅の歴史

現在のロングブリッジ駅は1978年に建設され、当初のコストは約30万ポンドでした。この駅はウェスト・ミッドランズ旅客輸送局のクロス・シティ線計画の一環として設置されました。以前、この地点には旧ロングブリッジ駅が存在しており、ヘイルズオーエン鉄道の支線として1915年に開業しました。旧駅はオースチンのロングブリッジ工場への通勤者を主な利用者としており、1960年まで通勤列車が運行されていましたが、最終的にはヘイルズオーエン鉄道の廃止によって旧駅は閉鎖されました。

新駅が建設されるまでの14年間には、この地域の鉄道が停滞していましたが、1978年には新たなクロス・シティ線の一環として現在のロングブリッジ駅が開業しました。1993年には、この区間も電化が完了し、さらに利用者にとって便利な交通インフラが整備されました。

再開発への動き

近年、ロングブリッジ駅は再開発の計画に含まれているものの、まだ具体的なプランは決まっていません。ウェスト・ミッドランズ交通局は、駅近くに立体駐車場やパーク・アンド・ライドの施設を設ける提案を行っていますが、地元住民からの強い要望があるにもかかわらず進展は見られません。今後の地域の発展とともに、ロングブリッジ駅の再開発がどのように進むか注目されます。

運行状況

ロングブリッジ駅からバーミンガム・ニューストリート駅間の電車は、平日と土曜日の日中には約10分間隔で運行されています。南側にはレディッチ駅やブロムスグローブ駅、北側はバーミンガム・ニューストリート駅を経由し、フォー・オークス駅、リッチフィールド・シティ駅、リッチフィールド・トレント・ヴァレー駅と接続しています。日曜日の運行は、レディッチとリッチフィールド間で30分間隔となっています。運行されている電車は323形で、利便性の高いダイヤで多くの乗客を支えています。

利用状況

ロングブリッジ駅の利用状況は年々増加しており、以下のような乗客数の推移を示しています。

• - 2004-05年: 292,000人
• - 2005-06年: 316,000人
• - 2006-07年: 343,000人
• - 2007-08年: 373,000人
• - 2008-09年: 635,000人

このような利用状況からも、ロングブリッジ駅が地域でどれほど重要な役割を果たしているかがうかがえます。

隣接駅

ロングブリッジ駅の隣駅としては、ウェスト・ミッドランズ・レールウェイのノースフィールド駅とバーント・グリーン駅があります。この地理的な位置は、周辺地域の交通の枠組みを一層強化しています。

ロングブリッジ駅は、その歴史的背景と地域運営の重要性において、今後も注目される鉄道駅であることは間違いないでしょう。

もう一度検索