ロード・アーリマン

ロード・アーリマン（Lord Ahriman）は、1972年10月または11月生まれ、本名ミカエル・スヴァンベリ（Mikael Svanberg）というスウェーデンのヘヴィメタルミュージシャンです。彼は、ブラックメタルバンド、ダーク・フューネラルのギタリスト、作曲家であり、中心人物として知られています。現在、ダーク・フューネラルで活動する唯一のオリジナルメンバーであり、アメリカのデスメタルプロジェクト、Wolfen Societyではリズムギタリストとしても活動しています。

生い立ちと音楽への目覚め

ロード・アーリマンは、スウェーデン北部の町、ルレオで生まれ育ちました。幼い頃から音楽に強い興味を持ち、音楽一家の影響を受けて育ちました。彼は後に、祖母、母、妹から音楽的な影響を受けたと語っています。1989年から音楽活動を開始し、Satans Desciplesというバンドを結成しました。

エクストリーム・メタルへの傾倒

音楽活動を始める前、アーリマンはサタニズム、特にアントン・ラヴェイの影響を受けた思想と、エクストリーム・メタルに傾倒していきました。内向的な性格であった彼は、これらの要素に深く惹かれていったようです。1992年、Satans Desciplesでの活動に見切りをつけ、エクストリーム・メタルの本場であるストックホルムへ移住します。

ダーク・フューネラル結成と活動

ストックホルムでバンドメンバーを探し、1993年にダーク・フューネラルを結成。現在に至るまで、中心人物としてバンドを牽引しています。また、サイドプロジェクトとして、アメリカのデスメタルバンド、Acheronのヴィンセント・クロウリーと共にデスメタルプロジェクト、Wolfen Societyを結成し、2001年にEPをリリースしています。

レーベルとの闘い

ダーク・フューネラルがNo Fashion Recordsに在籍していた時期、報酬の支払いが滞ったため、アーリマンを含むメンバーはサイドプロジェクトでの活動を余儀なくされました。その後、ダーク・フューネラルはNo Fashion Recordsを提訴し、レコードレーベルの不正行為に対するキャンペーンの先頭に立ちました。2008年10月、アーリマンとエンペラー・マグス・カリグラは、最終的にダーク・フューネラルの全ての仕事に対する報酬を得ることに成功したと発表しました。

私生活

ロード・アーリマンは既婚者であり、妻との間に2人の子供がいます。彼の家族は、彼の音楽活動に対して非常に協力的であるとのことです。

ディスコグラフィー

Dark Funeral

スタジオ・アルバム
The Secrets Of The Black Arts – (1996)
Vobiscum Satanas – (1998)
Teach Children to Worship Satan – (2000, EP)
Diabolis Interium – (2001)
Attera Totus Sanctus – (2005)
Angelus Exuro pro Eternus – (2009)
ライヴ・アルバム
De Profundis Clamavi Ad Te Domine – (2004)
DVD
Attera Orbis Terrarum - Part I – (2007)
Attera Orbis Terrarum - Part II – (2008)
デモ
Dark Funeral – (1994)

Wolfen Society

Conquer Divine – (2001)

ゲスト参加

The Electric Hellfire Club – Electronomicon (2002)
* Thookian Vortex – Track: Into The Nagual [co-writing] (2007)

ロード・アーリマンは、その音楽性とカリスマ性で、エクストリーム・メタルシーンに多大な影響を与え続けています。

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