ローリングサンダー2

ローリングサンダー2

『ローリングサンダー2』は、1991年3月にナムコから発表された業務用アクションシューティングゲームです。前作『ローリングサンダー』の人気を受けて、多くの新要素と共に続編として登場しました。

ゲーム概要

本作では、1986年にリリースされた『ローリングサンダー』の主人公であるアルバトロスに加え、捕われの身だったレイラ・ブリッツが新たなプレイヤーキャラクターとして使用可能になります。2人同時プレイにも対応しており、友人と協力して敵を倒す楽しみが増しました。アクションは前作同様に細かく設定されていて、ジャンプ中には攻撃を行えないという仕様や、敵の攻撃を受けるとライフが即座に減少する高難易度が、プレイヤーに緊張感を与えています。

ステージ構成

『ローリングサンダー2』のステージは、計8ラウンドから構成されています。各ラウンドでは、様々なテーマが設けられています。

• - ラウンド1: メインストリート
• - ラウンド2: 屋敷内部
• - ラウンド3: 地下室
• - ラウンド4: ネオゲルドラ司令部
• - ラウンド5: エジプト
• - ラウンド6: ピラミッド内部
• - ラウンド7: ネオゲルドラ戦闘機格納庫
• - ラウンド8: ネオゲルドラ本部

各ステージは異なる敵キャラクターやボスが待ち受けており、プレイヤーはそれぞれの場所に合った戦略が求められます。

登場キャラクター

主なキャラクター

• - アルバトロス: 本作のメインキャラクターで、アーケード版では2Pキャラですが、メガドライブ版では1Pの役割を果たします。
• - レイラ・ブリッツ: 新たに加わったプレイヤーキャラクターで、ピンクのミニワンピースが特徴です。

敵キャラクター

• - マスカー: 敵キャラクターの一員として登場し、プレイヤーの前に立ちはだかります。

移植版の違い

このゲームは、1991年にメガドライブに移植されました。移植版は、オリジナルに比べてアイテムやステージが追加され、ゲームの難易度もやや緩和されています。また、スチルをラウンドごとに表示する演出も加えられ、視覚的な楽しみも増しています。さらに、アーケードアーカイブスとしての再リリースや、Nintendo Switchなどへの配信が行われ、これにより新たな世代のプレイヤーにも楽しんでもらえるようになりました。

評価と影響

発売当初からプレイヤーの間で人気を博し、メガドライブ版でも高い評価を受けました。ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは26点を獲得し、『メガドライブFAN』の読者投票でも18.06点の評価を得ています。特に難易度とゲーム性が評価される一方で、グラフィックに関しては一部否定的な意見もありましたが、ゲームそのものの楽しさは多くのファンに支持されています。

結論

『ローリングサンダー2』は、アクションシューティングゲームの傑作として、その後の作品にも影響を与えた作品です。2人同時プレイや新キャラクターの導入により、さらなる楽しさが加わった本作は、ゲームファンにとって語り継がれる存在です。

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