ローレンス郡の概要
ローレンス郡は、
アメリカ合衆国ケンタッキー州の東部に位置する郡です。
2010年の
国勢調査によると、
人口は15,860人で、
2000年の15,569人から1.9%増加しています。
郡庁所在地はルイザ市で、郡内で最も
人口の多い都市です。
ローレンス郡は、
米英戦争で活躍した海軍士官ジェイムズ・ローレンスにちなんで名付けられました。彼は「艦を諦めるな」という名言で知られています。郡の共同設立者には、郡政委員と治安判事を務めたアイザック・ボルトがいます。また、カントリーミュージック界のスター、リッキー・スカッグスの故郷としても有名です。さらに、
アメリカ合衆国最高裁判所長官を務めた
フレデリック・ヴィンソンや、
ケンタッキー州知事を務めたポール・E・パットンもローレンス郡の出身です。
ローレンス郡は、郡内全域でアルコール飲料の販売が禁止されている「ドライ郡」(
禁酒郡)です。
地理
アメリカ合衆国国勢調査局によると、ローレンス郡の総
面積は420.12
平方マイル(1,088.1
平方キロメートル)です。そのうち、陸地
面積は418.78
平方マイル(1,084.6
平方キロメートル)、水域
面積は1.35
平方マイル(3.5
平方キロメートル)で、水域率は0.32%です。
見どころ
ローレンス郡には、ユニークな地形と建築物が見られます。特に、郡の東端にあるルイザ市から
ウェストバージニア州フォートゲイを結ぶ橋は、その特異な形状で知られています。この橋は全長400メートルで、ビッグサンディ川の2つの支流を跨いでおり、2つの州を繋ぐ役割を果たしています。橋の中間点からは、ルイザ市のポイントセクションに繋がる道路が分岐しています。
また、イエーツビル湖州立公園は、1992年にオープンした広さ9.3
平方キロメートルの貯水池で、
アメリカ陸軍工兵司令部が管理しています。この貯水池は、地域の洪水制御とレクリエーションに利用されています。工兵司令部はリッチクリーク地域で船の進水路を管理しています。
イエーツビル湖州立公園自体は、広さ2.3
平方キロメートルのレクリエーション公園であり、水泳用湖浜、マリーナ、キャンプ場、ゴルフコース、遊歩道、遊技場などの施設が整備されています。
隣接する郡
ローレンス郡は、以下の郡と隣接しています。
北西: カーター郡
北: ボイド郡
東: ウェイン郡(ウェストバージニア州)
南東: マーティン郡
南: ジョンソン郡
南西: モーガン郡
西: エリオット郡
2000年の国勢調査によると、ローレンス郡の人口構成は以下の通りです。
人種構成
白人: 98.92%
アフリカ系アメリカ人: 0.34%
ネイティブアメリカン: 0.10%
アジア系: 0.05%
太平洋諸島系: 0.01%
その他: 0.09%
混血: 0.49%
ヒスパニックまたはラテン系: 0.51%
年齢構成
18歳未満: 25.9%
18歳から24歳: 9.0%
25歳から44歳: 28.9%
45歳から64歳: 23.7%
65歳以上: 12.5%
平均年齢: 36歳
男女比
女性100人あたり男性98.9人
18歳以上の女性100人あたり男性95.7人
世帯構成
世帯数: 6,068世帯
1世帯あたり平均人数: 2.55人
家族数: 4,437家族
1家族あたり平均人数: 3.04人
収入
1世帯あたり平均収入: 23,873ドル
1家族あたり平均収入: 29,498ドル
男性平均収入: 28,864ドル
女性平均収入: 19,178ドル
一人当たり収入: 12,511ドル
貧困線以下: 23.8%(家族の20.0%、18歳未満の32.0%、65歳以上の20.1%)
都市と町
ローレンス郡には以下の都市と町があります。
ブレイン
ルイザ(
郡庁所在地)
ローマンズビル
外部リンク
Lawrence County Schools
Lawrence County Tourism Commission
The Kentucky Highlands Project