ワンダフルデイズ (漫画)

ワンダフルデイズ

『ワンダフルデイズ』は、荒井チェリー氏によって描かれた4コマ[[漫画]]作品です。芳文社の『まんがタイムきららMAX』にて、2004年7月号から2012年8月号まで連載されました。

ストーリー

物語は、主人公である金子さちが、妖怪たちが暮らすアパートで生活を始めることから展開されます。彼女は不運に見舞われがちですが、持ち前の明るさと前向きな姿勢で日々を過ごしています。アパートの住人である妖怪たちとの交流を通して、様々な騒動や心温まるエピソードが繰り広げられていきます。

登場人物

金子さち: 本作の主人公。23歳だが、幼い容姿のため小学生か中学生に見られることが多い。幽霊や腐乱死体が出るような場所に住んでいた過去から、妖怪の住むアパートでの生活を全く気にしない。不運体質だが、明るく前向きに生きている。大家族を支えるため力持ちで、穏やかで気配り上手な性格。
壱: さちの部屋に住み着く座敷童子。しかし、なぜか大人になっている。福をもたらす力は弱く、昼間から酒を飲んでばかりのダメ大人。禁酒すると若返ることが判明したが、アルコール入りの菓子で元に戻ってしまった。周囲からは座敷童子として扱われないことも多い。
岡田薫: アパートの大家で、絵本作家。メルヘン好きで、妖怪との生活を楽しんでいる。幽霊や心霊現象は苦手。引きこもりがちで、アイディアに詰まると不審な行動をとる。ペンネームと作風から女性と誤解されることもある。金目当ての女性を嫌う。
うみ: 名ばかりの大家である薫の代わりにアパートを運営する管理人。古風な日本女性のような外見だが、実は犬に変身する犬女。薫の世話を焼いており、普段は穏やかだが怒ると怖い。犬に変身すると戦闘能力が高い。
北野たきび: アパートの住人で、雪女。数百年生きており、外見は小学生。歳の話題はタブー。多数の男性と付き合った経験があり、人生経験豊富。現在は小学生ライフを満喫している。
真壁しおり: アパートの住人で、ろくろ首。普段は普通の女性だが、驚くと首が伸びる。蒼太に一目惚れするが、内気な性格のためなかなか進展しない。油を愛飲している。
長谷川珠季: アパートの住人で、猫又。女子高生だが、年齢は不明。猫の姿に戻ることができ、突然いなくなることがある。たきび同様に男性遍歴は豊富。現在は猫カフェでアルバイトをしている。
藤原未香: 新たにアパートの住人となった貧乏神。たきびとは旧知の仲。未香と付き合う男は貧乏になる。金持ちの男と付き合うことに積極的で、貢がれた物を返すことはない。しかし、さちを助けるために貢がれた物を売り払ったこともある。壱からは嫌われている。
零: 近所の公園の土管に住んでいる座敷童子の女の子。壱とは犬猿の仲。人間に結界を張られて閉じ込められた経験から、屋外で生活している。公園での生活を楽しんでいる。
内村蒼太: さちの勤め先の社長の息子。さちより年下だが、彼女のことを気にかけている。それは好意によるものと思われる。
菅原鈴吾: 大きな眼鏡をかけた男子高校生。珠季の飼い主だった人物の子孫。珠季に好意を持ち、付き合うことになる。趣味で小説を書いている。
井上碧子: 蒼太の異母妹で、蒼太に憧れを持っている。薫の絵本のファン。
金子すずり: さちの姪。霊感が強く、零やさちの後ろにいる存在を見ることができる。

書籍情報

芳文社より「まんがタイムKRコミックス」で全6巻が刊行されています。

第1巻（2006年02月11日発行） ISBN 4-8322-7559-3
第2巻（2007年05月28日発行） ISBN 978-4-8322-7629-1
第3巻（2008年09月27日発行） ISBN 978-4-8322-7733-5
第4巻（2009年12月26日発行） ISBN 978-4-8322-7873-8
第5巻（2011年5月27日発行） ISBN 978-4-8322-4031-5
* 第6巻（2012年8月10日発行） ISBN 978-4-8322-4170-1

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