ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー/夏の日の想い出

概要

「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー／夏の日の想い出」は、1965年にハワイアン歌手・日野てる子が発表したシングルレコードです。両曲ともに、当時東京放送（TBS）の音楽番組プロデューサー兼ディレクターであった鈴木道明が作詞・作曲を手掛けています。

A面「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」

「ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー」は、日野てる子版以前にも、越路吹雪、和田弘とマヒナスターズ、アイ・ジョージなど、多くの歌手によって歌われていた楽曲です。日野てる子版のアレンジは前田憲男が担当しました。

B面「夏の日の想い出」

一方、B面の「夏の日の想い出」は、冬の浜辺を舞台に、夏の日の恋を回想する女性の心情を歌った曲で、日野てる子の代表曲として広く知られています。爽やかなメロディーと切ない歌詞が多くの人々の心を捉え、発売当初はB面であったにもかかわらず、大きな評判を呼びました。この反響を受け、発売元の日本グラモフォン（現ユニバーサル ミュージック ジャパン）は、後にA面とB面を入れ替えて再発売し、ミリオンセラーを達成する大ヒットとなりました。この曲のヒットにより、日野てる子は第16回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしました。

「夏の日の想い出」は、日野てる子以外にも、舟木一夫や森昌子など、多くの歌手によってカバーされています。

収録曲

1. ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー（SDR-1060）
作詩・作曲：鈴木道明、編曲：前田憲男
2. 夏の日の想い出
作詩・作曲：鈴木道明、編曲：前田憲男

関連事項

* ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー事件：この曲名に似た名称の事件が過去に発生しています。

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