ワールドゴルフランキング

オフィシャルワールドゴルフランキング（世界ゴルフランキング）とは

オフィシャルワールドゴルフランキング（Official World Golf Ranking）は、1985年から制度化された、世界の男子プロゴルフ選手のランキングシステムです。このランキングは、選手の過去2年間の成績に基づいて算出され、世界中の主要なゴルフトーナメントへの出場資格や、選手の評価を測る重要な指標となっています。

ポイント対象ツアー

ランキングポイントは、以下の主要なツアーおよび下部ツアーで獲得できます。

主要ツアー（PGAツアー国際連盟加盟）

PGAツアー (アメリカ、北米)
ヨーロピアンツアー (ヨーロッパ)
PGAツアー・オブ・オーストラレイジア (オーストラリア、ニュージーランド、フィジー)
日本ゴルフツアー (日本)
サンシャインツアー (南アフリカ)

その他対象ツアー

アジアンツアー（国際連盟非メンバー）- 日本以外のアジア
ウェブドットコムツアー (PGAツアー公式下部大会)
チャレンジツアー (ヨーロピアンツアー公式下部大会)
PGAツアー・カナダ
ワンアジアツアー
韓国プロゴルフツアー
PGAツアー・ラティーノアメリカ (NECシリーズ)
アジアンデベロップメントツアー (アジアンツアー公式下部大会)
PGAツアー・チャイナ
アルプスツアー
ノルディックゴルフリーグ
PGAユーロプロツアー
プロゴルフツアー
MENAゴルフツアー

ランキングの仕組み

ランキングは、過去2年間のトーナメントで獲得したポイントを基に算出されます。ポイントは、各トーナメントの規模や、ツアーの格によって異なり、メジャー大会ではより多くのポイントが獲得できます。算出方法は、獲得ポイントの合計を、出場試合数（40試合以下の場合は40、56試合以上の場合は56）で割る平均点方式が用いられています。

ランキングの歴史と重要性

最初の世界ランキング1位は、ベルンハルト・ランガーでした。当初は賞金ランキングのおまけのような扱いでしたが、1999年以降、メジャー選手権や世界ゴルフ選手権の出場資格に「世界ランキング50位以内」という条件が加えられるようになり、ランキングの重要性が大きく高まりました。現在では、選手のステータスを示す最も重要な指標の一つとなっています。

ランキングの記録

生涯最長1位保持記録: タイガー・ウッズ（683週）
連続1位保持最長記録: タイガー・ウッズ（281週、2005年6月12日～2010年10月30日）

タイガー・ウッズは、1997年6月16日に初めて世界ランキング1位になりました。他にも、グレッグ・ノーマン、ダスティン・ジョンソン、ローリー・マキロイ、スコッティ・シェフラーなどが長期間1位を保持した選手として知られています。

日本人選手の記録

日本人選手では、松山英樹が過去最高位の2位を記録しています。その他、中嶋常幸（4位）、尾崎将司（5位）、青木功（8位）の計4人がトップ10入りを果たしています。

女子ゴルフ世界ランキング

2006年から、女子ゴルフにも世界ランキングが導入され、「ロレックス女子ゴルフ世界ランキング」として知られています。女子ランキングも、過去2年間の成績に基づき、平均点方式で算出されます。宮里藍選手が2010年6月21日に日本人初の1位に輝きました。

外部リンク

世界ゴルフランキング公式サイト（英語）
世界ゴルフランキング公式サイト（女子、Women's World Golf Rankings）（英語）
女子ロレックスランキング公式サイト（日本語、英語ほか）
PGAツアー内の統計 （英語）
ゴルフ世界ランキング ｜GDO（日本語）

もう一度検索