ワールドビジネスガーデン

ワールドビジネスガーデン（WBG）

ワールドビジネスガーデン（略称：WBG）は、千葉県千葉市美浜区幕張新都心に位置する、目を引く超高層ビルです。この施設は、マリブイーストタワーとマリブウエストタワーの2棟から構成されており、千葉県内でも特に高い建物となっています。

概要

1991年に竣工されたWBGは、当時千葉県で最も高いビルとして名を馳せました。その延べ床面積は、サンシャイン60に次ぐ日本で2番目の広さを誇ります。開館時から日本初のサービス付きオフィスフロアが設けられており、外壁はプレキャスト板カーテンウォールが使用されています。

低層部には、30店舗以上のショップやレストランが揃い、近隣住民やオフィスワーカーが利用するための様々な食事オプションが提供されています。特に、マリブアネックスには千葉銀行の支店があり、マリブダイニングには和食・洋食・中華のレストランが入居しています。さらには、マリブダイニングには3層の吹き抜けを持つアトリウムがあり、名物のアトリウムコンサートやクリスマスイルミネーションなどのイベントが行われています。

また、2011年にまで毎週火曜日に放送されていたbayfmのトーク番組「WBG FRONT LINE」が、入居企業のキーマンを迎え、生放送されていたことでも知られています。三井不動産はオフィスワーカーたちと文化・芸術の交流を促進するため、さまざまな活動を行っており、エントランスホールには横75メートル、縦1.8メートルの日本画「刻（とき） - 時空の流転」が常設展示されています。

歴史

ワールドビジネスガーデンは1991年10月に竣工しました。その後も多くのイベントや展示が行われており、2004年にはエントランスホールに日本画が常設展示されることとなりました。特に、同年12月には日本画展も開催され、多くの来場者を魅了しました。

主要テナント

WBGには、さまざまな企業が入居しています。代表的なテナントには、三井不動産ビルマネジメント、東芝、日本ヒューレット・パッカード、丸紅インフォテック、独立行政法人日本貿易振興機構（JETRO）、ソニー生命保険、千葉ロッテマリーンズ、ベイエフエムなどが含まれています。

館内施設

マリブイースト 14階 ジャパン・ビジネス・センター（JBC）

大小様々なオフィススペースが用意され、企業や個人にビジネスサポートを提供しています。各種会議室や応接室、リフレッシュコーナーなどの設備も充実しています。

マリブイースト 15階 ベンチャーサポートセンター（VSC）

ベンチャー企業向けに設計されたオフィススペースがあり、事業の成長を支援しています。

マリブイースト 21階 外資系企業スタートアップセンター（FASuC）

この施設は外資系企業の進出を支援する目的で設立されており、多様なオフィス選択が可能なスペースが整っています。

設備・アクセス

WBGは豊富な設備を備えており、乗用エレベーターはマリブイーストに18台、マリブウエストに18台あるほか、空調システムも整然と配置されています。公共交通機関を利用したアクセスも整っており、JR海浜幕張駅から約2分の距離に位置しています。また、成田国際空港や東京国際空港へのリムジンバスも運行しており、訪問者には便利な立地です。

作品

WBGは、建築雑誌『新建築』やドラマ『ドクターX』など、様々なメディアに取り上げられることもあり、地域のランドマークとしての地位を確立しています。

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