ワールド・ドリーム

ワールド・ドリームについて

ワールド・ドリームは、ゲンティン[[香港]]の子会社であるドリーム・クルーズが運航するクルーズ客船です。アジアのクルーズ市場をターゲットとしており、カジノや特別なキャビン、多種多様なレストランが設置されています。2017年11月17日には、ゲンティン・グループCEOの林国泰氏の妻であるセシリア・リン氏によって正式に命名されました。

この船のユニークな特徴として、レゴブロックで作られた巨大なミニチュアが挙げられます。2017年11月16日、ドリーム・クルーズは8.4メートルのミニチュアを制作し、レゴブロックを使用したクルーズ客船のミニチュアとしては最大のものです。このミニチュアは香港の啓徳クルーズターミナルに常設展示されています。

沿革

ワールド・ドリームは、元々スタークルーズ向けに発注されました。2014年2月に発注され、2015年7月29日に起工、2017年8月26日に進水式が行われました。そして、2017年10月26日に竣工しました。総トン数は15万0,695トン、全長335.2メートル、船幅39.7メートルという大型のクルーズ客船です。

新型コロナウイルス流行に伴う影響

2019年の新型コロナウイルス感染症の流行時には、ワールド・ドリームも影響を受けました。2020年1月19日から24日にかけて乗船していた3人の中国人乗客が、下船後に新型コロナウイルスに感染していたことが判明しました。この事実を受けて、2月4日には台湾の高雄市で乗客の下船が拒否され、翌5日に香港に帰港しました。その後、乗員・乗客約3,800人全員が船内で検疫を受けることになり、隔離措置が取られました。

2020年2月9日には、約1,800人の乗組員全員のウイルス検査が陰性であったため、下船が認められました。乗客については、クルーズへの参加が2月2日以降であり、感染者との接触がないと判断されたため、ウイルス検査を受けずに下船が許可されました。

出典

World Dream - Dream Cruises (英語)
ワールド・ドリーム - Dream Cruises (日本語)

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