ワーレイ・アウヴェス

ワーレイ・アウヴェス：ブラジリアン柔術の鬼才

ワーレイ・アウヴェスは、ブラジル、ミナスジェライス州出身の総合格闘家です。1991年1月4日生まれ。X-GYMに所属し、卓越したブラジリアン柔術とストライキングを武器に、世界中の格闘技ファンを魅了しています。愛称は「ワルリー・アウベス」でも知られています。

キックボクシングから総合格闘技へ

10歳からキックボクシングのトレーニングを始め、格闘技の世界へ足を踏み入れたアウヴェス。2011年、プロ総合格闘家としてキャリアをスタートさせました。地道な努力と才能を開花させるべく、ブラジリアン柔術を磨いていきます。その卓越した技術は、後の彼の成功の礎となりました。

TUF Brazil 3での輝き

2014年、アウヴェスのキャリアに大きな転機が訪れます。「The Ultimate Fighter: Brazil 3」への出場です。チェール・ソネン率いるチーム・ソネンに所属し、ミドル級トーナメントに参戦。

1回戦ではイズマエウ・ジ・ジェズスを膝蹴りでKO。準決勝ではヴァグナー・シウバをギロチンチョークで一本と、圧巻の強さで決勝進出を決めます。そして決勝戦では、マルシオ・アレッシャンドリを相手に、再びギロチンチョークによる一本勝ち。見事、トーナメントを制覇し、王者に輝きました。

UFCでの活躍と進化

TUFでの優勝を経て、アウヴェスはUFCデビューを果たします。当初はミドル級で戦っていましたが、その後ウェルター級に転向。階級を問わず、その実力を発揮していきます。

ウェルター級転向初戦では、アラン・ジョウバン相手に3-0の判定勝ちを収め、UFCでもその存在感を示しました。その後も、数々の強豪選手と対戦。2019年にはセルジオ・モラエスをKOで下し、「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞。さらに2021年にはムニール・ラズィーズを1ラウンドKOで破り、再び「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を獲得するなど、UFCでも記憶に残る試合をいくつも展開してきました。

アウヴェスの強みは、ブラジリアン柔術をベースとしたグラウンドゲームと、進化を続けるストライキングにあります。寝技での圧倒的な強さだけでなく、スタンドでの打撃戦にも対応できる高い適応能力が、彼の大きな武器となっています。

継続する挑戦

アウヴェスのUFCでの戦績は、常に注目を集めています。勝利を重ねるごとに、その実力はさらに向上し、進化を続けています。今後の活躍にも、世界中の格闘技ファンから大きな期待が寄せられています。彼のキャリアは、まさにブラジリアン柔術の進化と、総合格闘技の可能性を体現していると言えるでしょう。

受賞歴

The Ultimate Fighter Brazil 3 ミドル級トーナメント 優勝 (2014年)
UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト (2回)

今後の展望

アウヴェスは、今後もUFCの舞台で活躍を続けることが予想されます。彼の進化は止まることを知らず、さらに磨きのかかった技術と戦術で、多くのファンを驚かせることでしょう。今後の彼の戦いから目が離せません。

もう一度検索