ヴァルター・シュタイナー

ヴァルター・シュタイナー（Walter Steiner）は、1951年2月15日生まれ、スイスのザンクト・ガレン州Wildhaus出身の元スキージャンプ選手です。1970年代に国際舞台で目覚ましい活躍を見せました。

輝かしい競技成績

1972年札幌オリンピックでは、90m級で銀メダルを獲得。
同年のスキーフライング世界選手権（ユーゴスラビア、プラニツァ）では見事優勝を果たしました。
翌1973年のスキーフライング世界選手権では2位に入賞。
1973-1974シーズンのジャンプ週間では総合2位と好成績を収めました。
1974年には伝統あるホルメンコーレン大会で優勝。
1977年のスキーフライング世界選手権では、2度目の優勝を飾りました。
1974年には、プラニツァのフライングで当時の世界記録となる169mを記録しました。
1977年には、スキー界の栄誉であるホルメンコーレン・メダルを受賞。（フィンランドのヘレナ・タカロ、ヒルッカ・クントラと分け合いました。）

日本での活躍

シュタイナーは日本でもその実力を発揮し、数々の好成績を残しています。

1974年の宮様スキー大会90m級で優勝。
1977年の札幌オリンピック記念国際スキージャンプ競技大会でも優勝。
翌日のSTVカップ国際スキージャンプ競技大会では、大倉山ジャンプ競技場の当時のバッケンレコード(115.5m)を記録して連勝しました。

映画

1974年には、ヴェルナー・ヘルツォーク監督によって、シュタイナーを題材としたドキュメンタリー映画『The Great Ecstasy of Woodcarver Steiner（木彫り職人シュタイナーの大いなる恍惚）』が製作され、話題を呼びました。

引退後

1990年、シュタイナーは妻とともにスウェーデンのファルンに移り住み、庭師として新たな人生を歩んでいます。

外部リンク

ヴァルター・シュタイナー - 国際スキー連盟のプロフィール
ヴァルター・シュタイナー - Olympedia
ホルメンコーレンメダル受賞者一覧（PDF）
ホルメンコーレン大会優勝者一覧（PDF）
Die IMDb über den Film von Werner Herzog

もう一度検索