ヴァージニティー - NMB48
「ヴァージニティー」は、日本の女性アイドルグループ
NMB48による楽曲で、
2012年8月8日に発売されました。これはグループの5枚目の
シングルであり、作詞は
秋元康、作曲は
田中俊亮が手がけています。楽曲のセンターポジションは
山本彩が務めました。
背景とリリース
この楽曲は、前作「
ナギイチ」から約3か月後のリリースとなり、様々な形態で発売されました。「通常盤」に分かれる「Type-A」「Type-B」「Type-C」及び「劇場盤」の4形態が用意され、各タイプには異なる収録曲が含まれています。選抜メンバーも前作から4人が変更され、特に初めて選抜入りした
加藤夕夏と
薮下柊の3期生コンビには注目が集まりました。また、
岸野里香と
木下春奈も半年ぶりに選抜に復帰しました。
一方、前作の選抜メンバーであった4人は今回の選抜から外れることとなり、メンバーの入れ替えが見られました。この
シングルは
2012年の9月28日に卒業した
城恵理子が参加する最後の楽曲となりましたが、彼女は
2015年に「
ドリアン少年」でこの後再び選抜に戻ることになります。
「ヴァージニティー」は、初めての披露は
2012年7月9日の『HEY!HEY!HEY!』において行われました。全メンバーが参加したこの
シングルは、選抜メンバーのみに限定されていない点が特
色です。
この曲の
キャッチコピーは「大人になんかなりたくない」とされています。また、通常盤には
渡辺美優紀の入浴
効果音が収められており、特に注目されました。この収録は実際に入浴しながら行われ、関連する写真も月刊誌『BUBKA』で特集が組まれました。
楽曲の衣装とアートワーク
楽曲の衣装は、ピンク、水
色、緑、紫といったカラフルなデザインが施され、選抜メンバーそれぞれの個性が表現されています。これにより、楽曲のテーマとの相乗効果が生まれる仕上がりとなっています。
チャート成績
「ヴァージニティー」は、
2012年8月7日付のオリコンデイリー
シングルチャートで約26万9000枚の推定売上を記録し、初登場1位でスタートしました。前作「
ナギイチ」の初日の売上を大きく上回る結果となりました。週間チャートでも初登場1位を獲得し、
NMB48にとっては通算4作目の初登場1位となりました。
初動売上は約31万5000枚という結果で、かつての「
ナギイチ」よりは減少したものの、デビューから5作連続で20万枚を突破し、特に「
純情U-19」からの30万枚突破も達成しています。
この楽曲のミュージックビデオは
深川栄洋が監督を務め、選抜メンバーによるドラマ仕立ての内容が展開されています。動画の長さは32分15秒と長めで、ハートフルなストーリーが描かれています。
メディアでの使用
「ヴァージニティー」は、
ラウンドワンとのコラボレーションキャンペーンや、関西テレビのバラエティ番組「
どっキング48」のエンディングテーマとして使用されるなど、多くのメディアで取り上げられました。また、カレーハウスCoCo
壱番屋のCMソングとしても起用されています。これにより、楽曲の認知度はさらに向上したと言えるでしょう。
NMB48の「ヴァージニティー」は、
シングルとしての特異性や独自の魅力が詰まった一曲であり、グループの成長を示す重要な楽曲となっています。