ヴィンセント・カーシーザー

ヴィンセント・ポール・カーシーザー（Vincent Paul Kartheiser, 1979年5月5日 - ）は、アメリカ合衆国出身の俳優です。彼は1990年代に子役としてそのキャリアをスタートさせ、その後、テレビドラマや映画で幅広く活躍しています。特に、『バフィー 〜恋する十字架〜』のスピンオフドラマ『エンジェル』でのコナー役や、人気ドラマ『マッドメン』でのピート・キャンベル役で、広く知られるようになりました。

生い立ちとキャリアの初期

ミネソタ州ミネアポリスで生まれたカーシーザーは、6人兄弟の末っ子として育ちました。4人の姉と1人の兄がいます。身長は約180cmで、菜食主義者としても知られています。彼はUCLAで歴史学を専攻しました。1993年から子役としての活動を開始し、1996年の映画『アラスカ 小さな冒険者たち』では、ソーラ・バーチと兄妹役で主演を務めました。この映画での演技が評価され、その後、映画を中心に活躍の場を広げていきます。

1998年には、ラリー・クラーク監督の『アナザー・デイ・イン・パラダイス』、2000年にはドストエフスキーの『罪と罰』を下敷きにした『クライム・アンド・パニッシュメント』で準主役を演じ、着実にキャリアを積み重ねました。これらの作品では、彼の演技力が高く評価され、映画界での地位を確立しました。

テレビドラマでの活躍

2002年から2004年にかけては、人気テレビドラマ『バフィー 〜恋する十字架〜』のスピンオフ作品である『エンジェル』に、主人公エンジェルとダーラの息子コナー役で出演しました。この役を通じて、彼はより多くの視聴者に知られるようになりました。コナーは複雑な生い立ちを持つキャラクターであり、カーシーザーは繊細かつ力強い演技で、視聴者を魅了しました。

2007年からは、人気ドラマ『マッドメン』で、若く出世欲の強い広告会社の営業マン、ピート・キャンベル役を演じました。ピートは物語の中で重要な役割を果たし、カーシーザーはこの役を通じて、幅広い層からの支持を得ました。彼の演技は、ピートの複雑な内面を見事に表現しており、批評家からも高い評価を受けました。

その他の活動

カーシーザーは、映画やテレビドラマだけでなく、舞台や声優としても活動しています。彼の多才さは、多くのファンを魅了し続けています。

まとめ

ヴィンセント・ポール・カーシーザーは、子役時代から現在に至るまで、様々な役柄を演じ分け、その演技力で多くの人々を魅了してきました。彼の今後の活躍にも、大きな期待が寄せられています。

主な出演作品

映画

アラスカ 小さな冒険者たち (1996)
アナザー・デイ・イン・パラダイス (1998)
クライム・アンド・パニッシュメント (2000)

テレビドラマ

エンジェル (2002-2004)
* マッドメン (2007-)

参照

ヴィンセント・カーシーザー - IMDb（英語）

もう一度検索