ヴルカーノ・ロッソ
ヴルカーノ・ロッソ（Vulcano Rosso）は、アリカが開発した対戦型格闘ゲーム『ストリートファイターEX』シリーズおよび『ファイティングEXレイヤー』に登場する個性的なキャラクターです。イタリア出身のキザな男性で、その過去には暗い影があります。かつてある巨大組織に身を置いていましたが、組織によって最愛の人物を奪われたことから、復讐を誓い反逆の道を選びました。
ロッソは『ストリートファイターEX2 PLUS』にて、エリアとともに初めてプレイヤーキャラクターとして登場しました。『EX3』では隠しキャラクターとして参戦し、タッグコンボパートナーとしてはジャックとの組み合わせが印象的です。技名の多くは故郷イタリアに関連しており、キャラクターカラーにもイタリア国旗のトリコローレをモチーフにしたバリエーションが見られます。
『ストリートファイターV』公式サイト内のキャラ図鑑では、彼の詳細なプロフィールが公開され、組織の一員だった頃にジャックと知り合った過去が明かされています。一方、『ファイティングEXレイヤー』では、組織を自らの実力で脱退し、ナルシスト探偵として新たな人生を歩んでいます。大富豪令嬢ブレア・デイムからの依頼を引き受けることになりますが、当初は乗り気ではありませんでした。しかし、ターゲットがかつて組織で共に過ごしたジャックであり、彼との間にポーカーでの貸し借りがあったことが判明し、依頼を受ける決断をします。
ゲームにおけるヴルカーノ・ロッソの戦闘スタイルは、非常に多彩な必殺技に支えられています。特に、相手の起き上がりに強力なプレッシャーをかけられる設置系飛び道具や、様々な攻撃を捌くカウンター技が特徴的です。追加入力によって派生する技も多く、派手でダイナミックな動きを見せますが、その反面、大きなスキが生じやすいという欠点も併せ持っています。
彼の技には、イタリアに関連するユニークな名前が多く付けられています。
投げ技
ディジェスティーヴォ：相手の顔面を掴み持ち上げ、ボディアッパーで地面に叩きつけます。技名はイタリア語で「食後酒」を意味します。
アリーヴェデルチ：『EXレイヤー』で追加された後方投げ。相手を飛び越えつつ、後頭部へソバットを放ちます。イタリア語で「さようなら」という意味です。
特殊技
エオールの翼：ギリシャ神話の風神アイオロスに由来する技名。小さく跳躍し、下段攻撃を回避するのに適しています。垂直、後退、前進への跳躍が可能で、着地の隙も小さいため、そのまま投げへ移行したり、追加技「エトナの怒り」へ派生したりできます。通常技キャンセルから使用すれば間合い調整にも利用でき、相手の起き上がりを飛び越えるなど、戦略の幅を広げる重要な技です。
エトナの怒り：「エオールの翼」からの派生技で、イタリアのエトナ火山に由来します。必殺技扱いの横蹴りで、着地時にスーパーキャンセルをかけることで、その後の攻防に変化をつけられます。
レスプレッソ / トルナード：ガードブレイクまたはハードアタック技。「エスプレッソ」に由来する技名で、短いダッシュから飛び蹴りを放ちます。『EXレイヤー』では「トルナード」に名称が変更されました。
必殺技
ヴェズーヴィオの怒り：イタリアのヴェスヴィオ火山に由来する技名。踏み込んでのジャブから始まり、追加入力でアッパーやジャンプキックへと繋がる連続技ですが、動きが大きく隙が生じやすいのが難点です。最初の2段から「カノッサの屈辱」へ派生することも可能です。
カノッサの屈辱：中世ヨーロッパ史の事件に由来。相手の攻撃を受け止めて反撃する当て身投げです。弱中強で対応できる攻撃の種類（ジャンプ攻撃、地上上段、下段）が変わり、反撃方法も異なります。昇竜拳などの必殺技も当て身可能で、反撃後は一部の技で追撃ができます。
レガーロ：『EX3』でのみ使用可能な当て身投げ。イタリア語で「贈り物」を意味します。「カノッサの屈辱」（強）に似た構えですが、こちらは飛び道具に対応しています。
ヴルカヌス：ローマ神話の火神に由来。前方にリーチの長い衝撃波を放ちます。発生は遅いですが、多段ヒットするため簡単に相殺されず、ヒットした相手には長い硬直を与え追撃チャンスが生まれます。ガードさせて相手の体力を削る使い方もでき、『EX2 plus』ではキャンセルブレイクでガードを崩す手段にもなりました。
火走り：ストロンボリ島の景勝地「シャーラ・デル・フオーコ」に由来。前方へ大きく踏み込む移動技で、相手をすり抜けて背後に回ることが可能です。ボタンの強弱で移動距離と速度が変化し、攻防の様々な場面で活用できます。相手のジャンプ攻撃を潜って仕切り直したり、「ヴルカヌス」の後に追尾して背後からのラッシュを仕掛けたり、遠距離からの急接近に合わせた読み合いでカウンターや投げを狙ったり、起き上がりの相手の背後に回ってリバーサル入力を誘ったり、「四景」を狙うなど、用途が多岐にわたります。
スーパーコンボ
ため息の橋：ヴェネツィアの有名な橋に由来。パンチで相手を仰け反らせ、乗りかかって顔面を踏みつけ、橋のようにしてから渡る技です。
ピサの斜塔：観光名所に由来。自身の拳を地面に打ちつけ、斜め前方に多段ヒットする火柱を発生させます。ロッソの技の中では隙が小さく、攻撃を防がれた際のスーパーキャンセルによるフォローとして重宝します。火柱は縦に長く持続時間も比較的長いため、相手の動きを一時的に封じる使い方も可能です。
アッチェレランド：音楽用語で「だんだん早く」を意味します。前進しながら連続攻撃を繰り出し、特に地上でフルヒットさせた際のダメージは非常に大きいです。スーパーキャンセルで「ため息の橋」に繋げ、さらにスーパーキャンセルで追撃するなど、高いダメージを狙う連携の中心となります。大振りでリーチの長い蹴りから、無数の高速ジャブへと繋がる動きが特徴です。
四景：投げ属性のメテオコンボ。「ディジェスティーヴォ」で倒した相手の頭を踏みつけ、仰向けにして顔面に直接「ピサの斜塔」を叩き込み、最後に後頭部を蹴り飛ばす派手な技です。コマンド入力は比較的容易ですが、掴める間合いが非常に狭く、発生も遅いため画面暗転後にジャンプなどで回避されやすいのが難点です。成功させるには奇襲を織り交ぜる必要があります。
ヴルカーノ・ロッソの声を担当した声優は、『ストリートファイターEX』シリーズでは山野井仁氏、『ファイティングEXレイヤー』では虎島貴明氏です。
登場作品
ストリートファイターEXシリーズ（EX2 PLUS以降）
ファイティングEXレイヤー
ロッソは『ストリートファイターEX2 PLUS』にて、エリアとともに初めてプレイヤーキャラクターとして登場しました。『EX3』では隠しキャラクターとして参戦し、タッグコンボパートナーとしてはジャックとの組み合わせが印象的です。技名の多くは故郷イタリアに関連しており、キャラクターカラーにもイタリア国旗のトリコローレをモチーフにしたバリエーションが見られます。
『ストリートファイターV』公式サイト内のキャラ図鑑では、彼の詳細なプロフィールが公開され、組織の一員だった頃にジャックと知り合った過去が明かされています。一方、『ファイティングEXレイヤー』では、組織を自らの実力で脱退し、ナルシスト探偵として新たな人生を歩んでいます。大富豪令嬢ブレア・デイムからの依頼を引き受けることになりますが、当初は乗り気ではありませんでした。しかし、ターゲットがかつて組織で共に過ごしたジャックであり、彼との間にポーカーでの貸し借りがあったことが判明し、依頼を受ける決断をします。
ゲームにおけるヴルカーノ・ロッソの戦闘スタイルは、非常に多彩な必殺技に支えられています。特に、相手の起き上がりに強力なプレッシャーをかけられる設置系飛び道具や、様々な攻撃を捌くカウンター技が特徴的です。追加入力によって派生する技も多く、派手でダイナミックな動きを見せますが、その反面、大きなスキが生じやすいという欠点も併せ持っています。
彼の技には、イタリアに関連するユニークな名前が多く付けられています。
投げ技
ディジェスティーヴォ：相手の顔面を掴み持ち上げ、ボディアッパーで地面に叩きつけます。技名はイタリア語で「食後酒」を意味します。
アリーヴェデルチ：『EXレイヤー』で追加された後方投げ。相手を飛び越えつつ、後頭部へソバットを放ちます。イタリア語で「さようなら」という意味です。
特殊技
エオールの翼：ギリシャ神話の風神アイオロスに由来する技名。小さく跳躍し、下段攻撃を回避するのに適しています。垂直、後退、前進への跳躍が可能で、着地の隙も小さいため、そのまま投げへ移行したり、追加技「エトナの怒り」へ派生したりできます。通常技キャンセルから使用すれば間合い調整にも利用でき、相手の起き上がりを飛び越えるなど、戦略の幅を広げる重要な技です。
エトナの怒り：「エオールの翼」からの派生技で、イタリアのエトナ火山に由来します。必殺技扱いの横蹴りで、着地時にスーパーキャンセルをかけることで、その後の攻防に変化をつけられます。
レスプレッソ / トルナード：ガードブレイクまたはハードアタック技。「エスプレッソ」に由来する技名で、短いダッシュから飛び蹴りを放ちます。『EXレイヤー』では「トルナード」に名称が変更されました。
必殺技
ヴェズーヴィオの怒り：イタリアのヴェスヴィオ火山に由来する技名。踏み込んでのジャブから始まり、追加入力でアッパーやジャンプキックへと繋がる連続技ですが、動きが大きく隙が生じやすいのが難点です。最初の2段から「カノッサの屈辱」へ派生することも可能です。
カノッサの屈辱：中世ヨーロッパ史の事件に由来。相手の攻撃を受け止めて反撃する当て身投げです。弱中強で対応できる攻撃の種類（ジャンプ攻撃、地上上段、下段）が変わり、反撃方法も異なります。昇竜拳などの必殺技も当て身可能で、反撃後は一部の技で追撃ができます。
レガーロ：『EX3』でのみ使用可能な当て身投げ。イタリア語で「贈り物」を意味します。「カノッサの屈辱」（強）に似た構えですが、こちらは飛び道具に対応しています。
ヴルカヌス：ローマ神話の火神に由来。前方にリーチの長い衝撃波を放ちます。発生は遅いですが、多段ヒットするため簡単に相殺されず、ヒットした相手には長い硬直を与え追撃チャンスが生まれます。ガードさせて相手の体力を削る使い方もでき、『EX2 plus』ではキャンセルブレイクでガードを崩す手段にもなりました。
火走り：ストロンボリ島の景勝地「シャーラ・デル・フオーコ」に由来。前方へ大きく踏み込む移動技で、相手をすり抜けて背後に回ることが可能です。ボタンの強弱で移動距離と速度が変化し、攻防の様々な場面で活用できます。相手のジャンプ攻撃を潜って仕切り直したり、「ヴルカヌス」の後に追尾して背後からのラッシュを仕掛けたり、遠距離からの急接近に合わせた読み合いでカウンターや投げを狙ったり、起き上がりの相手の背後に回ってリバーサル入力を誘ったり、「四景」を狙うなど、用途が多岐にわたります。
スーパーコンボ
ため息の橋：ヴェネツィアの有名な橋に由来。パンチで相手を仰け反らせ、乗りかかって顔面を踏みつけ、橋のようにしてから渡る技です。
ピサの斜塔：観光名所に由来。自身の拳を地面に打ちつけ、斜め前方に多段ヒットする火柱を発生させます。ロッソの技の中では隙が小さく、攻撃を防がれた際のスーパーキャンセルによるフォローとして重宝します。火柱は縦に長く持続時間も比較的長いため、相手の動きを一時的に封じる使い方も可能です。
アッチェレランド：音楽用語で「だんだん早く」を意味します。前進しながら連続攻撃を繰り出し、特に地上でフルヒットさせた際のダメージは非常に大きいです。スーパーキャンセルで「ため息の橋」に繋げ、さらにスーパーキャンセルで追撃するなど、高いダメージを狙う連携の中心となります。大振りでリーチの長い蹴りから、無数の高速ジャブへと繋がる動きが特徴です。
四景：投げ属性のメテオコンボ。「ディジェスティーヴォ」で倒した相手の頭を踏みつけ、仰向けにして顔面に直接「ピサの斜塔」を叩き込み、最後に後頭部を蹴り飛ばす派手な技です。コマンド入力は比較的容易ですが、掴める間合いが非常に狭く、発生も遅いため画面暗転後にジャンプなどで回避されやすいのが難点です。成功させるには奇襲を織り交ぜる必要があります。
ヴルカーノ・ロッソの声を担当した声優は、『ストリートファイターEX』シリーズでは山野井仁氏、『ファイティングEXレイヤー』では虎島貴明氏です。
登場作品
ストリートファイターEXシリーズ（EX2 PLUS以降）
ファイティングEXレイヤー
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