一丸尚伍

一丸 尚伍（いちまる しょうご）

一丸尚伍は、日本の競輪選手であり自転車競技選手としても著名な存在です。彼は1992年1月4日に生まれ、大分支部に所属して活動しています。競輪選手養成所の第121期生であり、彼の師匠は90期生の安東宏高です。

来歴

一丸は福岡県北九州市に生まれました。中学校は北九州市立木屋瀬中学校を卒業後、大分県立日出暘谷高等学校に進学し、さらに法政大学に入学しました。在学中の2011年、彼は浅田顕が代表を務めるエカーズに加入し、ロードレースとトラックレースの兼用選手として競技をスタートさせました。

2019年にはシマノレーシングに移籍し、2021年3月30日には競輪選手養成所の特別選抜試験に合格しました。これは彼にとって大きな転機となり、初めての試験から11人目の合格者となる栄誉を手にしました。同年5月27日には養成所の入所式を迎え、競走成績9位で卒業を果たしました。2022年4月5日の卒業記念レースでは、初戦は2着であったものの、次のラウンドで7着となり予選で敗退しました。

その後、2022年4月30日に行われた松戸FII「競輪ルーキーシリーズ2022」でデビューを果たし、初日2着の成績を収め、2日目も同様に続けて2着を記録。その後、同大会で見事に初優勝の栄光をつかみました。

主な実績

一丸は数々の大会で素晴らしい成績を残しています。

• - 2011年: 全日本アマチュア自転車競技選手権大会でスクラッチ3位。
• - 2012年: 全アマで再びスクラッチ3位。
• - 2013年: 第33回アジア自転車競技選手権大会で団体追抜2位を獲得、また全日本選手権トラックレースでスクラッチ優勝を果たす。
• - 2014年: アジア大会の男子チームパーシュートで3位。
• - 2015年: ブリヂストンアンカーサイクリングチームに所属。
• - 2016年: いわて国体の1Km個人タイムトライアルで優勝。
• - 2017年: UCIトラックサイクリング・ワールドカップ第4戦で男子チームパーシュート2位。
• - 2018年: アジア自転車競技選手権大会で男子チームパーシュート優勝（アジア記録達成）、またアジア大会で同種目3位、福井しあわせ元気国体にて1Km個人タイムトライアル優勝。

エピソード

中学3年時には、九州電力北九州支社が主催する作文・エッセイコンテストに応募し、佳作を受賞した経験もあります。一丸は中長距離のトラック競技が得意ながらも、ナショナルチームとしての活動も行っており、トラック競技にだけにこだわらず、ロードレースにも積極的に参加する姿勢を持っています。特に全日本ロードレースなどのイベントにも意欲的に出場し、その多才さを見せています。

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