一尺八寸山

一尺八寸山 (みおうやま)

一尺八寸山は、大分県中津市と日田市の境に位置する山で、標高706.7mを誇ります。この山は「耶馬日田英彦山国定公園」に指定されており、自然豊かな環境が保たれています。

山名の由来

この山の名前には興味深い伝説があります。伝承によると、昔、この山で狩りを行った際に仕留められた3頭の大イノシシの尾を切り取り、それをつなげたところ、その長さが一尺八寸（約58cm）になったことに由来していると言われています。また、別の説では、この地域に住んでいた三岐の蛇の尾を合わせると、一尺八寸に達したことから名づけられたとも伝えられています。この「みおう」という読み方や「みお」は「三尾」という意味に解釈されることもあり、山名の背景は非常に興味深いものです。

難読山名コンテスト

一尺八寸山は、1996年3月に行われた「日本異様難読山名コンテスト」で、パソコン通信NIFTY-Serve内の「山のフォーラム（FYAMA）」において、投票によって難読山名として日本一に選ばれました。このコンテストでは、他に大分県内の月出山岳（かんとうだけ）が第3位、万年山（はねやま）が第12位にランクインしました。これにより、一尺八寸山は日本における難読名称として広く知られる存在となりました。

難読山名サミット

2013年には、この山と月出山岳の2つの難読山名を持つ日田市で「難読山名サミット」が開催され、全国から多くの参加者が集まりました。このイベントは、地元の文化や歴史を再評価し、他の地域における難読地名の魅力を考える貴重な機会となります。

調査結果

また、2016年9月にはポータルサイトgooが500名を対象に全国の難読山名調査を行いました。その結果、一尺八寸山はなんと1位に選ばれ、月出山岳は4位にランクインしました。このように、見た目の良さや伝説、地域の歴史が相まって、一尺八寸山は多くの人々に愛されていることがわかります。

関連項目

この山に関連する項目としては、他の難読地名や日田テレビ・FM中継局があります。また、地域の詳細を把握するための外部リンクとして一尺八寸山の情報や「全国地図測量史跡」にも触れることができます。

一尺八寸山は、その美しい自然と独自の伝説が融合した場所として、訪れる人々に深い感動を与え続けています。階段のように続く道を上ると、自然の美しさだけでなく、歴史を感じさせる神秘的な体験が得られます。

もう一度検索