一番町 (徳島市)

徳島市一番町：歴史と現代が交差する街

一番町は、徳島県徳島市に位置する町名で、内町地区に属しています。一番町一丁目から三丁目までが存在し、徳島駅前に位置するこの地域は、新町川と助任川に囲まれたひょうたん島にあります。

統計情報

2009年12月の徳島市の調査によると、一番町の人口は111人、世帯数は46世帯となっています。

地理

一番町は、ひょうたん島という独特の地形を持つ場所に位置しています。町の中心部には一番町商店街が斜めに伸び、周辺にはそごう徳島店やとくしまCITYといった大型商業施設が立ち並び、多くの人々で賑わっています。

歴史

古くは「紙屋町」と呼ばれ、徳島城下の商業中心地として栄えました。藩の時代には、この地でのみ紙類の販売が許可されていました。紙屋町は東西に伸びる道（現在の国道192号に平行）の両側に広がっていましたが、現在その道は一番町商店街よりも東側にしか残っていません。

しかし、第二次世界大戦中の徳島大空襲により、町は焼け野原となりました。戦後、徳島駅前にはバラック小屋が建ち並びましたが、戦後初の公共事業である駅前の区画整理によって、紙屋町の町並みは一変しました。徳島駅から国道192号への斜めの連絡道路が完成し、紙屋町はその半分しか残らず、残った部分と連絡道路を合わせて「一番町」と名付けられました。この名前は、戦後復興への願いを込めて「一番」という言葉が選ばれたことに由来します。1949年には一番町町内会が発足し、地域のコミュニティが形成されました。

施設

一番町には、様々な企業や施設が集まっています。

企業

海部観光 徳島駅前営業所
小山助学館
産経新聞社 徳島支局
阿波観光ホテル

商店街

一番町商店街

オフィスビル

大同生命保険徳島ビル
ジブラルタ生命徳島一番町ビル

交通

一番町は、交通の便が良い場所でもあります。

道路

国道192号
* 徳島県道13号徳島停車場線


一番町は、歴史的な背景を持ちながらも、現代的な商業施設が集まる活気ある町です。徳島駅を訪れる際には、ぜひ一番町商店街を散策し、その魅力を体感してみてください。

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