一谷勇一郎

一谷 勇一郎 - 日本の政治家

概要

一谷 勇一郎（いちたに ゆういちろう）は、1975年1月22日生まれの日本の政治家です。現在は日本維新の会に所属し、衆議院議員として活動しています。兵庫1区から初当選した一谷は、教育の分野を出発点に、医療や介護という現場での実務経験を活かして政治活動に取り組んでいます。

来歴

一谷は大阪市都島区で育ち、成器高等学校（現在の大阪学芸高等学校）を卒業後、プロゴルファーを目指してアメリカに渡ります。しかし、プロテストに2度失敗し、膝のけがにより夢を断念。帰国後は、関西医療学園専門学校で学び、整骨院で働きながら柔道整復師の資格を取得しました。

彼は2003年に大阪市で整骨院を独立開業し、その後介護や医療分野に事業を拡大。2010年には法人化し、事業の規模をさらに拡大させました。しかし、2019年に医療・介護報酬の同時改定が行われると、社会保障費の増大に対する危機感から政治への関心が高まりました。

同年7月、日本維新の会の東徹参議院議員に指導を受け政治を学び、2020年には維新政治塾の5期生として登録。7月には次期衆議院選挙への立候補を促され、地縁がない兵庫1区からの出馬を決意しました。その背景には、自身の親族が県副知事を務めたことがあり、「先祖に導かれた」と感じたと述べています。

2021年の衆議院選挙において、初めての選挙戦に挑み、党公認候補として兵庫1区に出馬しました。重複立候補も行い、比例近畿ブロックで復活当選を果たし、見事に初当選しました。

政策・主張

一谷氏は、様々な問題に対する見解を明らかにしています。2021年のNHKのアンケートでは、憲法改正に賛成の立場を示し、緊急事態条項の設置にも賛成しました。しかし、憲法9条の自衛隊明記については回答を避けました。

外交や安全保障の面では、敵基地攻撃能力の保有については不明だとし、普天間基地の辺野古移設には政府の立場を支持しています。さらに、日韓関係においては、歴史問題に対してより強い態度で臨むべきとしています。

ジェンダーに関する問題では、選択的夫婦別姓制度の導入や同性婚を認めるべきとの立場をとり、クオータ制の導入には反対しています。また、原子力発電依存度の低下や、消費税率の引き下げが必要だと考えています。

人物

一谷氏は、家庭を大切にする人物で、妻と二人の子供がいます。趣味は多岐にわたり、ドライブや料理、読書、ゴルフを楽しみます。特に好きなスポーツ選手としてタイガー・ウッズを挙げ、影響を受けた本としてアール・ナイチンゲールの『人間は自分が考えているような人間になる』を挙げています。座右の銘には「大器晩成」「精力善用」「自他共栄」を掲げ、ライフワークとして「幸せの追求」を大切にしています。

所属団体・議員連盟

一谷氏は、様々な議員連盟に参画し、万博推進や行政書士制度の導入、世界経済フォーラム、災害医療支援、地元福祉の促進などに寄与しています。これらの活動を通じて、彼の政治への貢献が期待されています。

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