一関市立花泉中学校
一関市立花泉中学校
概要
一関市立花泉中学校は岩手県一関市花泉町に位置する公立の中学校で、略称は「花中」と呼ばれています。この学校は、少子化によって教育サービスの低下や、既存校舎の老朽化、耐震性についての懸念を解消するために、2005年に花泉北中学校と花泉南中学校を統合して開校しました。そのため、地域の教育環境を改善し、子供たちにより良い学びの場を提供することを目的としています。
校舎の北側には広大な校庭が広がり、市営プールと体育館が隣接しています。2023年4月には県道183号を挟んだ田園地帯に新しい花泉小学校が開校し、地域の教育機関がさらに充実しました。
校歌と校章
一関市立花泉中学校の校歌は2005年に制定され、作詞は千葉千代子、作曲は大熊崇子によって行われました。この校歌は三部構成となっており、学校の傍を流れる「金流川」や、永井地区の国道342号沿いに植えられた「嘉栄の松」が歌詞に登場します。
校章は、設置者である花泉町の町花である「桜」と、「郷土を愛する心」を象徴するハート型を組み合わせたデザインになっています。中心には町の「堤」をイメージした模様があり、生徒や教職員、地域住民が和を重んじながら生活するという願いが込められています。
スクールカラー
本校のスクールカラーはエメラルドグリーンです。このカラーは自然豊かな環境や中学生特有の若々しさ、さらには新緑の木々が水面に映し出す色に由来しています。
沿革
- 開校前の3月に体育館落成。
- 4月には花泉北中学校と花泉南中学校を統合し、正式に「花泉町立花泉中学校」を開校し、校歌を制定。
- 4月8日、開校式が行われ、同日にスクールバスの運行を開始。
- 9月20日、市町村合併により「一関市立花泉中学校」に改称。
- - 2011年（平成23年）3月11日 - 東北地方太平洋沖地震により被害を受けた。
- - 2016年（平成28年）10月16日 - 女子ソフトボール部が第35回岩手県中学校新人大会で優勝。
- - 2018年（平成30年）8月 - 女子ソフトボール部が全国大会で第3位に入賞。
教育目標
本校は以下のような教育目標を掲げています。
1. 自ら考え、進んで学ぶ生徒
2. 礼節を重んじ、勤労と奉仕に励む生徒
3. 心身を鍛え、向上意欲に燃える生徒
学校活動
主な学校行事は以下の通りです。
- - 1学期
- 5月：運動会
- 6月：通信陸上一関大会、地方中総体
- 7月：県通信陸上大会、吹奏楽コンクール、社会体験学習（2年生）、県中総体、終業式
- - 2学期
- 9月：わたしの主張一関大会、地区独唱大会、一関地方新人戦
- 10月：文化祭
- 11月：児童生徒音楽発表会、県新人大会後期
- 12月：アンサンブルコンテスト、終業式
- - 3学期
- 3月：卒業式、修了式
部活動
本校では運動部と文化部があります。
- - 運動部
- サッカー部
- - 文化部
- 合唱部
- 美術部
- コンピュータ部
また、特設部として期間限定で有志の生徒が加入する柔道部やラグビー部も活動しています。
校内施設
2005年竣工の校舎は鉄筋コンクリート製の4階建てで、特別教室のある交流プラザは独特な形状をしています。屋内運動場や部活動用の部室も完備されています。
学区と進学前小学校
一関市の花泉町全域が学区に含まれ、2023年度からは新制の一関市立花泉小学校が進学前の学校に設定されました。
アクセス
花泉中学校は一関市の中心部からアクセスしやすい場所にあり、鉄道やバス、自家用車での訪問が可能です。周辺には図書館や体育館もあり、地域の文化やスポーツの中心地としても機能しています。
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