七日堂裸まいり

七日堂裸まいりは、福島県河沼郡柳津町の円蔵寺で、毎年1月7日に行われる伝統的な裸祭りです。

祭りのクライマックスは、午後8時半頃、下帯姿の男性たちが円蔵寺本堂に張られた麻縄を力強くよじ登り、その先にある大鰐口を目指す場面です。冷たい夜空の下、白い息を吐きながら麻縄に食らいつく男たちの姿は、見る者に勇気と感動を与えます。

この祭りは、一年の幸福と無病息災を祈願するために行われます。参加者は、身を清め、心身を鍛え、新年の決意を新たにします。また、見物客も、祭りの熱気に触れ、自身の幸福を願います。

七日堂裸まいりは、一般の参加も可能です。参加希望者は、事前に円蔵寺に問い合わせる必要があります。厳しい寒さの中での祭りとなるため、十分な準備をして参加することが大切です。

祭りの起源は定かではありませんが、古くから地域の人々の信仰を集めてきたと考えられています。近年では、観光客も多く訪れるようになり、柳津町の冬の風物詩として知られています。

円蔵寺は、福満虚空蔵尊を祀る寺院で、古くから人々の信仰を集めてきました。本堂は、国の重要文化財に指定されており、その美しい建築様式は、訪れる人々を魅了します。また、境内には、樹齢数百年の老杉がそびえ立ち、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

七日堂裸まいりは、厳しい寒さの中で行われる勇壮な祭りですが、その裏には、人々の幸福を願う温かい心が込められています。一度、訪れてみてはいかがでしょうか。

補足

開催日時：毎年1月7日 午後8時30分頃
場所：福島県河沼郡柳津町 円蔵寺本堂
参加方法：事前に円蔵寺に問い合わせ
その他：見学自由

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