七曲がり (滋賀県)

七曲がりの魅力

七曲がり（ななまがり）は、滋賀県彦根市の大橋町、新町、芹川町、芹中町を横断する通りで、全線が滋賀県道207号橋向東沼波線に指定されています。この通りは彦根仏壇の専門店が並び、古くから「七曲がり仏壇街」として知られています。

名の由来

七曲がりという名前の由来は、目的地に到達するまでに道を七回曲がらなければならないことにあります。このような道の形状は、中山道から彦根城下へのアクセスを容易にしないように警備の観点から整備された歴史があります。実際、この通りを歩くことで、彦根の歴史や文化に触れることができるでしょう。

仏壇街の歴史

七曲がり仏壇街の歴史は江戸時代にさかのぼります。当初、この地域には武器や武具を製作する職人が住んでいましたが、時代の変遷とともに仏壇や仏具の製造へと転向しました。これにより、彦根の仏壇はただの実用品にとどまらず、優れた伝統工芸品としても広く認知されるようになりました。今や、彦根仏壇は地場産業の重要な位置を占めており、訪れる人々を魅了しています。

現在、七曲がりには19軒の仏壇・仏具専門店が軒を連ねており、観光客のみならず地元の人々にも愛されるスポットとなっています。各店がそれぞれの特性を持ち、様々なデザインやサイズの仏壇を扱っており、選ぶ楽しみもあります。

マスコットキャラクター

七曲がりの名物として、ひこね「街の駅」戦国丸にいるマスコットキャラクター「しまさこにゃん」があります。これは、島左近が猫に生まれ変わったという設定のキャラクターで、400年前から七曲がり仏壇街の古い蔵に隠れ住んでいるというユニークな設定があります。観光客にとっては、このキャラクターが七曲がりの訪問をより楽しませてくれる要素となっています。

アクセス

七曲がりへのアクセスは非常に便利です。近江鉄道本線の彦根口駅またはひこね芹川駅からは徒歩で約10分の距離にあり、多くの訪問者が気軽に立ち寄ることができます。

まとめ

七曲がりは彦根の歴史と文化が色濃く残る場所であり、仏壇の専門店が並ぶ独特の風情を味わえるスポットです。地元の人々の生活文化が息づくこの通りを訪れれば、彦根の魅力を存分に感じることができるでしょう。

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