七月鏡一

七月鏡一について

七月鏡一（ななつき きょういち）は、北海道室蘭市出身の著名な漫画原作者および脚本家です。彼は1968年7月30日に生まれ、本名は板本健太郎（いたもと けんたろう）です。血液型はO型で、札幌光星高等学校を経て、立正大学文学部史学科を卒業し、同大学院で文学研究を修了しました。

来歴

七月は高校時代に全国高等学校文芸コンクールに応募し、小説部門で最優秀賞を獲得しました。彼の漫画原作としてのキャリアは、大学在学中に受賞した第1回少年サンデー原作大賞の作品「アウトサイド・ソード」でスタートしました（作画：工藤奏一郎）。近年では、他の漫画原作者である梶研吾が主催する映像企画集団「ピケット」に参加し、映像作品の脚本も手がけるようになりました。また、彼は文月剣太郎のペンネームでも知られています。

七月鏡一の名には、太田忠司の「新宿少年探偵団」内に登場する「七月響子」というキャラクターがあり、この名前は彼と作家がパソコン通信を通じて長い友情で結ばれていることからの遊び心によるものです。また、平井和正からは彼の作品に対して厚い信頼を寄せられています。

代表的な作品

七月鏡一はそのキャリアの中で数々の漫画原作や原案を手掛けてきました。以下は主な作品の一覧です：

• - ジーザス（作画：藤原芳秀、『週刊少年サンデー』）
• - ホタルロード（作画：西沢一岐）
• - サムライスピリッツ -魔界武芸帖-（作画：三好雄己、『週刊少年サンデー増刊号』）
• - バーチャファイター（作画：藤原芳秀）
• - ARMS（著者：皆川亮二、原案協力）
• - Dr.トゥモロウ（作画：藤原芳秀）
• - 闇のイージス（作画：藤原芳秀）
• - D-LIVE!!（著者：皆川亮二、七月はシナリオ・取材の一部を担当）
• - ロボットボーイズ（作画：上川敦志）
• - 8マン インフィニティ（ルーツ：平井和正＆桑田二郎）

さらに、彼の作品には「ファイアーエムブレム 紋章の謎」（作画：克・亜樹）や『探偵ゼノと7つの殺人密室』（作画：杉山鉄兵）なども含まれ、様々なジャンルで活躍しています。

映画、テレビドラマ、その他の活動

七月鏡一は映画やテレビドラマでの脚本も手がけており、1998年の映画『エコエコアザラクIII MISA The Dark Angel』では脚本を担当しました。テレビドラマ『エコエコアザラク』および『美少女新世紀 GAZER』のエピソードにも関与しています。

また、彼はHXLの「ジエンド序章 オルタレイション・バースト」PVの制作にも関与し、自身の作品をYouTubeやニコニコ動画にアップロードして広めています。

結論

七月鏡一は、その多才さと創造力で日本の漫画や映像作品に多大な影響を与えてきた重要な人物であり、今後の活躍に期待が寄せられています。彼の作品は多くのファンに愛されており、その豊かなキャリアが今後も続いていくことを願っています。

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