七緒はるひ

七緒はるひ：声優・歌手としてのキャリアと多様な活動

七緒はるひさんは、1973年2月11日生まれの日本の女性声優、歌手です。数多くのアニメやゲーム、吹き替え作品に出演し、その幅広い演技力と歌唱力で知られています。

幼少期から大学時代、そして声優への道

小学生時代はバドミントン部を目指しましたが、人数制限により演劇部へ。演劇部での経験が、演技の道へ進むきっかけとなりました。大学時代には友人から声優という職業の存在を知り、強い興味を持つように。 大学の同級生には映画監督の深作健太さんがおり、深作さんの自主制作映画に出演した経験を通して演技の面白さを実感し、本格的に声優を目指し始めます。深作さんの母である女優の中原早苗さんの個人事務所に所属し、Vシネマにも出演していました。

大学卒業後は複数の劇団の養成所を受講し、文学座附属演劇研究所に入所。研究所卒業後、声優オーディションを経て、サンミュージックプロダクション、その後81プロデュースに所属しました。2019年には自身のTwitterで結婚を発表しています。

多彩な才能と活動

七緒はるひさんの特技は手話で、書道4段の腕前も持ちます。父親はレーサーの寺田陽次郎さん、母親は元タレント・リポーターという芸能一家に育ちましたが、両親の離婚に伴い、2014年には芸名を「寺田はるひ」から現在の「七緒はるひ」に改名しています。

番組進行も得意とし、賑やかな司会ぶりで知られています。CSアニマックスの情報番組『AX情報局』では、折笠富美子さんと共に司会を務めましたが、台本には自身の台詞が少なく、「ここで盛り上げて」といったト書きのみだったというエピソードも。

歌も好きで、過去に数曲をCD化。2年に1回のペースで舞台にも出演しており、おばさん役から先生役、ヒロイン役、女優役まで幅広い役柄を演じ分けています。映画『バトル・ロワイアル』では、ボイストレーニング担当として参加。この参加は、大学の同期である深作健太さんとのつながりから実現したそうです。

トライネットエンタテインメントの作品ではオープニング曲やエンディング曲を担当。同社のアンテナショップであるソフトガレージ五反田店での活動にも深く関わり、公式サイトの掲示板で頻繁に情報を発信していたことから、「コーナーを持つ声優」の中ではそのざきみえさんに次ぐ出現率を誇っていたとされています。そのざきみえさんとは生年月日が4日違いで親しい間柄で、互いの舞台を観に行く仲であるとのことです。この活動を通して多くの声優仲間と知り合いました。

以前は同人作家としても活動しており、ソフトガレージ五反田店の同人企画「西五反田フォークキャンプ」のメンバーとして、現在は入手困難な同人誌を複数刊行しています。チェンバースレコードのプロデューサーや、音泉の番組に出演するスパイシーとも交流がありました。サンミュージックプロダクション時代にはこやまきみこさんと同期でした。吉田小百合さん、大畑伸太郎さん、神尾晋一郎さんなど、親しい声優仲間も多いです。

多岐にわたる出演作品

七緒はるひさんは、数多くのアニメ作品に出演。代表作として『おじゃる丸』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『それいけ!アンパンマン』『名探偵コナン』『響け!ユーフォニアム』などがあります。また、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の孔雀舞役、『最遊記』シリーズなどの人気作品にも出演しています。劇場アニメ、OVA、ゲーム、吹き替えなど、活動は多岐に渡ります。

アニメ

『おじゃる丸』
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
『それいけ!アンパンマン』
『最遊記』シリーズ
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』
『名探偵コナン』
『響け!ユーフォニアム』
そして多くの作品に脇役として多数出演

ゲーム

『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』シリーズ
『金色のガッシュベル!!』シリーズ
『Fate』シリーズ
そして多くのゲーム作品に出演

吹き替え

* 映画、ドラマ、アニメと幅広く担当

まとめ

七緒はるひさんは、声優・歌手としてだけでなく、同人作家、番組司会者など、多方面で活躍する稀有な存在です。その幅広い活動は、彼女の人間性と豊かな才能を物語っています。今後の活躍にも期待が高まります。

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