三岸節子記念美術館

一宮市三岸節子記念美術館

一宮市三岸節子記念美術館は、愛知県一宮市に位置する公立美術館です。地元出身で一宮市名誉市民でもある洋画家、三岸節子の作品を専門に収集・展示する個人美術館として知られています。

美術館の建物

美術館の建物は、三岸家の家業であった織物工場を思わせるのこぎり屋根が印象的です。また、土蔵を改修した展示室や、ベネチアの運河を思わせる水路など、ユニークなデザインが随所に施されています。これらのデザインは、三岸節子の作品世界や、彼女の生きた時代背景を subtly に反映していると言えるでしょう。伝統と現代性が調和した、洗練された空間となっています。

利用案内

開館時間

午前9時～午後5時（入館は午後4時30分まで）

休館日

月曜日（祝日・振替休日の場合は開館）
祝日の翌日（土曜日・日曜日の場合は開館）
年末年始（12月28日～1月4日）
展示替え期間

観覧料

コレクション展（常設展）
一般：320円（団体250円）
高校・大学生：210円（団体160円）
中学生以下：無料
特別展・企画展：会期ごとに異なります。

その他

20名以上の団体は2割引
一宮市内在住の65歳以上の方（要証明書）、身体障害者手帳・戦傷病者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳（ミライロID可）をお持ちの方（付添人1名を含む）、市内外を問わず小中学生は無料です。
年間観覧券（コレクション展年間パスポート）も販売しています。
一般：640円
高校・大学生：420円

歴史

1998年11月3日、尾西市（現一宮市）小信中島にある三岸節子の生家跡地に「尾西市三岸節子記念美術館」として開館しました。1999年には第6回愛知まちなみ建築賞を受賞しています。2005年4月1日、尾西市が一宮市に編入合併されたことに伴い、現在の名称「一宮市三岸節子記念美術館」となりました。

主要収蔵作品

美術館には、三岸節子の作品を中心に、多くの絵画が収蔵されています。特に以下の作品は代表作として知られています。

岡田三郎助「三岸節子肖像」（1923年）
「自画像」（1925年）
「花・果実」（1932年）
「月夜の縞馬」（1936年）
「室内」（1939年）
「二つの像」（1959年）
「飛ぶ鳥(火の山にて)」（1962年）
「小運河の家(1)」（1972年）
「城のある町」（1988年）
「さいたさいたさくらがさいた」（1998年）

これらの作品を通して、三岸節子の多様な表現技法や、彼女が捉えた世界観を深く知ることができます。

交通アクセス

JR東海道本線 尾張一宮駅または名鉄名古屋本線・尾西線 名鉄一宮駅から、名鉄バス起ゆき「起工高・三岸美術館前」バス停下車、徒歩約1分です。

関連施設

三岸節子の夫である三岸好太郎の作品を展示する「北海道立三岸好太郎美術館」（札幌市中央区）も合わせて訪れてみるのも良いでしょう。

関連情報

一宮市三岸節子記念美術館公式ウェブサイト
三岸節子記念美術館公式SNSアカウント (Twitter, Facebook, Instagram)

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