三方五湖レインボーライン

三方五湖レインボーラインとは

三方五湖レインボーラインは、福井県美浜町から若狭町へと続く全長約15kmの観光道路です。かつては有料道路でしたが、2022年10月1日に無料開放され、県道273号線となりました。この道路は、若狭湾国定公園内のリアス式海岸と、久々子湖、日向湖、三方湖、水月湖、菅湖の五つの湖からなる三方五湖を一望できる絶景ルートとして知られています。

歴史

1968年に開通した三方五湖レインボーラインは、当初、福井県企業庁が管理していましたが、後に福井県道路公社へと移管されました。2022年、道路公社の解散に伴い福井県が管理を引き継ぎ、無料化されました。この道路は、開通当初から多くの観光客に親しまれており、現在もその人気は衰えていません。

道路の特徴

レインボーラインの旧有料区間は、全長11.24kmで、設計速度は40km/hの2車線道路です。自転車と歩行者は通行禁止で、夜間は閉鎖されます。無料化後もこの規制は継続されています。

かつて有料道路だった頃は、50cc以上のバイクも通行可能でしたが、現在は自転車を含む軽車両は通行できません。しかし、自動車での通行は快適で、四季折々の風景を楽しみながらドライブできます。

料金について

無料化される前は、普通車で1,040円の通行料金が必要でしたが、現在は無料です。ただし、山頂公園の駐車場は有料となっています。普通車500円、バス1,000円～2,000円、自動二輪車は300円です。山頂公園への入園には別途入園料が必要です。

周辺の観光

レインボーラインの道中には、レストハウスが併設された第1駐車場があり、休憩や食事が可能です。また、梅丈岳の山頂へはリフトやケーブルカーでアクセスでき、山頂公園からは360度のパノラマビューが楽しめます。山頂公園には、足湯やテラス、五木ひろしの歌碑などがあり、観光スポットとして魅力的です。三方五湖は、湖ごとに水質が異なるため、湖面の色が微妙に違うのが見どころです。

アクセス

最寄りのインターチェンジは、舞鶴若狭自動車道の若狭三方ICで、第1駐車場までは約10kmです。また、日向湖側の入口には若狭梅街道が、海山側の入口には国道162号が接続しています。レインボーラインは、若狭湾と三方五湖を同時に楽しめる絶好のロケーションにあり、ドライブやツーリングに最適な場所です。

リニューアルと恋人の聖地

近年、レインボーラインはリニューアルされ、足湯やテラスが新設されました。また、山頂公園は「恋人の聖地」にも認定され、ロマンチックな雰囲気が漂います。これらのリニューアルにより、レインボーラインはさらに多くの観光客を惹きつけています。

その他の情報

レインボーラインは、四季折々の美しい風景が楽しめるだけでなく、地元の食材を使ったグルメも堪能できる場所です。かつては路線バスも運行されていましたが、現在は運行されていません。しかし、北陸新幹線延伸に伴い、観光客の増加が見込まれており、今後の発展が期待されます。

三方五湖レインボーラインは、自然と文化が融合した魅力的な観光地として、今後も多くの人々に愛され続けるでしょう。

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