三木力雄

三木力雄とは

三木力雄（みき りきお）は、1957年7月29日に京都府で生まれた、日本の元バスケットボール選手であり、長年にわたり指導者としてバスケットボール界に貢献している人物です。

選手時代の歩み

京都府の東山高等学校を卒業後、京都産業大学へ進学し、バスケットボール選手としてのキャリアを重ねました。大学卒業後の1980年、当時の実業団強豪チームであった熊谷組に入団。ここでポイントガードとして約10年間、トップレベルの舞台でプレーを続けました。的確なゲームメイクと堅実なプレーでチームを支え、選手としての実績を積み上げました。

指導者としてのキャリアスタートと日本リーグでの成功

現役を引退した三木氏は、すぐに指導者の道へ進みました。まずは自身の母校である京都産業大学で指導にあたったほか、中学生チームや国体チームなど、幅広いカテゴリーで若い選手の育成に取り組みました。こうした経験を通じて、指導者としての手腕を磨いていきました。

プロバスケットボールリーグが胎動を始める時期にあたる2003年、三木氏はさいたまブロンコスのヘッドコーチに就任しました。当時、日本リーグに所属していたさいたまブロンコスを率い、チームを日本リーグの2連覇へと導くという輝かしい成功を収めました。これは、三木氏の戦術眼と指導力が結実したものであり、指導者としての評価を確固たるものとする大きな実績となりました。

bjリーグ以降の役割

bjリーグが発足し、日本のバスケットボール界が再編されていく中で、三木氏はさいたまブロンコスでテクニカルアドバイザーという立場でチームを支えることになりました。その後、2006-07シーズンには、山根謙二ヘッドコーチのもとでアシスタントコーチとして現場復帰。チームのコーチングスタッフの一員として貢献しました。また、この時期には、さいたまブロンコスが運営するクラブチームであるRBC東京（旧ブロンコスクラブ）のコーチも兼任し、育成年代や地域におけるバスケットボールの普及・強化にも力を注ぎました。

多様なチームでの経験

その後も、三木氏は様々なチームで指導に携わりました。2015-16シーズンには再びさいたまブロンコスに戻り、アソシエイトコーチを務めました。さらに、B3リーグに所属する東京八王子ビートレインズでも、2020-21シーズンから2シーズンにわたりアソシエイトコーチとしてチームをサポートしました。2022-23シーズンには、B3リーグに新規参入した立川ダイスのアソシエイトコーチとして新たなチーム作りに関わりましたが、2023年6月30日に退団しています。

2023-24シーズンは、まず京都ハンナリーズのU15チームで若い世代の指導にあたった後、シーズン途中にB3リーグの金沢武士団のヘッドコーチに就任。チームの指揮を執りましたが、2024年6月30日をもって退任しました。

現在の活動

そして、2024年6月12日、三木力雄氏はB3リーグ所属の東京八王子ビートレインズのヘッドコーチに就任することが発表されました。2024-25シーズンから、かつてアソシエイトコーチとして在籍したチームで再び指揮官として采配を振るうことになります。

選手として長年活躍した後、指導者としても日本リーグでの複数回優勝をはじめ、様々なカテゴリーやチームで経験を積んできた三木氏。その豊富な知識と経験は、今後の東京八王子ビートレインズの成長にとって大きな力となることが期待されます。日本のバスケットボール界におけるベテラン指導者として、その手腕に注目が集まっています。

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