三木商事

三木商事について

三木商事（みきしょうじ、英: MIKI Co., Ltd.）は、日本を拠点とした企業で、主にアミューズメント機器の販売および製造を行っています。1973年に有限会社シャロンとして設立されたこの会社は、1985年に社名を三木商事へと変更し、独自のアミューズメント商品を全国に展開してきました。

会社の歴史

三木商事の歴史は1973年に始まりました。当初は有限会社シャロンとして設立され、主に麻雀ゲーム「かぐや姫」のような脱衣麻雀の製造に特化していました。1982年にはゲームセンターの運営を開始し、特に神保町にある「ゲームコーナーミッキー」は、その後の企業の象徴的な存在となりました。この店舗は、安価なプレイ料金と昔懐かしい内装で多くのゲームファンに親しまれ、2013年に閉店するまで地域の活気を支えました。

2003年には、有限会社から株式会社へと組織変更し、本格的に業務を拡大しました。また、2015年には業務の多様化に伴い、両替機専門の子会社「株式会社MKコーポレーション」を設立。これにより、ゲーム機以外にも多様な製品ラインナップを揃えるに至りました。

事業内容

三木商事の事業は多岐にわたります。主なビジネスとしては、アミューズメント機器の製造と販売があり、特に業務用アーケード基板やテーブル筐体、ワイドテレビ用基板などの製品が市場で人気を博しています。さらに、ゲーム機器のリースや、新商品の企画・プログラミングに力を入れています。

また、近年ではWeb制作、CGI制作、さらにはグラフィックデザインの分野にも進出しており、インターネットを通じて幅広いサービスを提供しています。特に自社のウェブサイトやインターネットオークションを通じて、海外から輸入したエミュレーター基板を用いた卓上筐体や、Windows PC用のMAMEフロントエンド「Attract-Mode」を搭載したPCの販売も行っています。

ゲームコーナーミッキー

三木商事が運営した「ゲームコーナーミッキー」は、1982年から2013年までの間、神保町のアミューズメントスポットとして広く知られました。老朽化により閉店が決まった際には、初期の懐かしい内装がそのまま残っており、当時を懐かしむ多くのファンが訪れていました。1ゲーム50円という手頃な価格は、特に若い世代や学生たちに支持され、神保町での重要な社交の場となっていました。

まとめ

三木商事は、アミューズメント業界における重要なプレイヤーとして、長い歴史を有し、ゲームファンに愛されてきた企業です。その豊富な経験をもとに、これからも新しい事業展開を図り、エンターテイメントの分野でさらなる成長を目指しています。

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