三木晴雄

三木晴雄について

三木晴雄（みき はるお）氏は、1939年7月15日生まれの実業家です。日本の石鹸業界において重要な役割を果たしており、玉の肌石鹸株式会社とミヨシ石鹸株式会社という、二つの石鹸メーカーで代表取締役会長を務めています。

生い立ちと学歴

三木氏は、自由学園を経て、玉川大学文学部英米文学科を卒業しました。この学歴からもわかるように、ビジネスの世界だけでなく、文学的な素養も持ち合わせていることがわかります。

家系

三木氏の家系は、石鹸業界と深い関わりがあります。父である三木春逸氏はミヨシ油脂の元社長であり、祖父の三木巳之吉氏は、ミヨシ石鹸（現・ミヨシ石鹸）の創業者の一人です。このような環境で育ったことが、三木氏が石鹸業界で活躍する大きな要因の一つと言えるでしょう。

職歴

1963年3月に玉川大学を卒業後、同年7月に玉の肌石鹸株式会社に入社しました。その後、1973年8月に同社の代表取締役専務に就任し、経営の中核を担うようになります。

1986年10月には、ミヨシ株式会社の代表取締役社長に就任し、1990年3月には玉の肌石鹸株式会社の代表取締役社長にも就任しました。さらに、1996年10月にはミヨシ石鹸製造株式会社の代表取締役社長にも就任しています。

2003年1月には、ミヨシ株式会社とミヨシ石鹸製造株式会社が合併し、ミヨシ石鹸株式会社として新たにスタートし、三木氏はその代表取締役社長に就任しました。2007年5月には、新生ミツワ石鹸の代表取締役社長にも就任しており、複数の石鹸会社で経営に携わっていることがわかります。

2016年には、玉の肌石鹸株式会社とミヨシ石鹸株式会社の代表取締役会長に就任し、現在に至ります。このように、三木氏は長年にわたり石鹸業界の発展に大きく貢献しています。

著書

三木氏は、石鹸に関する著書も執筆しており、その知識の深さを垣間見ることができます。

『石けん屋さんが書いた石けんの本 (HANDS Book)』
父である三木春逸氏との共著。
1992年8月に三水社から出版されました。
ISBN 978-491560760-8
『世界が見えてくる身近なもののはじまり 第2期〈第5巻〉せっけん (大型本)』
柴田智子氏、安藤夫紀子氏との共著。
2002年2月にPHP研究所から出版されました。
ISBN 978-456968315-7

これらの著書からも、三木氏が石鹸に対して深い愛情と知識を持っていることがわかります。

まとめ

三木晴雄氏は、日本の石鹸業界を代表する実業家であり、その経営手腕と石鹸に関する深い知識で業界の発展に貢献してきました。家業を継ぎ、複数の石鹸会社の経営に携わるだけでなく、著書を通じて石鹸の魅力を広く伝えています。その活動は、日本の石鹸文化の継承と発展に大きく貢献していると言えるでしょう。

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