三村亨

三村亨氏の経歴

三村亨氏は、1955年12月26日に生まれ、日本の官僚、弁護士として活躍しています。1979年に東京大学法学部を卒業後、大蔵省（現財務省）に入省し、そのキャリアをスタートさせました。

財務省でのキャリア

入省後、三村氏は証券局、ケンブリッジ大学留学、大臣官房秘書課財務官室調査主任を歴任し、1985年7月には国際金融局総務課長補佐（企画調整・渉外）に就任しました。その後、1986年7月には左京税務署長を務め、大臣官房文書課長補佐（審査）や大臣官房秘書課財務官室長、財務省主計局主計官（防衛担当）など、重要な役職を歴任しました。

また、理財局では国債課長、国債企画課長、財政投融資総括課長を歴任し、福岡財務支局長、大臣官房審議官（理財局担当）も務めました。2010年には金融庁総務企画局審議官兼公認会計士・監査審査会事務局長に就任するなど、財務・金融分野で幅広い経験を積んでいます。

防衛省でのキャリア

2011年、三村氏は財務省近畿財務局長を務めた後、2012年に防衛省に移り、大臣官房審議官、人事教育局長、2013年には防衛研究所所長、2014年には経理装備局長を歴任しました。2015年には防衛審議官に就任し、防衛政策の中枢を担いました。これらの役職を通じて、防衛政策における専門性とリーダーシップを発揮しました。

民間企業・弁護士としてのキャリア

2016年、三村氏は損害保険ジャパン日本興亜（現：損害保険ジャパン）の顧問に就任し、同社の総合研究所理事長も務めました。その後、2017年には株式会社エルテスの取締役に就任。2018年には弁護士登録（東京弁護士会）を行い、芝総合法律事務所のオブ・カウンセルとなりました。2019年からは日本たばこ産業の常勤監査役、2023年からは楽天銀行の監査役を務めるなど、幅広い分野でその専門知識と経験を活かしています。

人物像

三村氏は、その経歴からもわかるように、財務、金融、防衛といった幅広い分野で卓越した能力を発揮してきました。官僚としての豊富な経験に加え、弁護士としての専門知識も持ち合わせており、多角的な視点から問題解決に取り組むことができる人物です。また、民間企業での経営経験も豊富で、組織運営能力にも長けています。

三村氏のキャリアは、官僚としての専門性、弁護士としての法的知識、そして経営者としての視点を併せ持つ、稀有な存在であることを示しています。

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