三枚堂達也

三枚堂達也のプロフィール

三枚堂達也（さんまいどう たつや）は、1993年7月14日生まれの日本将棋連盟所属の棋士であり、内藤國雄九段の弟子として知られています。彼の棋士番号は294で、出身地は千葉県浦安市、都立白鷗高等学校を卒業しています。

将棋との出会いと棋歴

三枚堂は幼少期に祖父が親しい関係にあった内藤國雄によって将棋に触れ、そちらから影響を受けて将棋を学び始めました。幼稚園時代には、内藤の紹介で石田和雄が指導を行う「柏将棋センター」に通い、将棋の技術を磨いていました。このセンターには、彼と同じく1年下の佐々木勇気も通っており、二人は幼少期からの親しい友人でありながらライバル関係にあります。

彼は2004年9月に奨励会に入会し、将棋界の厳しい段位昇進に挑戦することになります。最初の頃は、昇級に時間を要し、様々な困難に直面しましたが、2011年12月に二段に昇進してからは、急速に次の段階へと進みました。2013年には、三段リーグに参加し、初参加の第53回三段リーグでは14勝4敗という成績で2位となり、四段に昇進、見事にプロ棋士としての道を歩むこととなりました。

プロ棋士としての活躍

プロ入り後、三枚堂は多くの公式戦に出場していますが、特に注目すべきは彼の急速な昇段履歴です。2017年にはNHK杯将棋トーナメントに初出場し、続いて竜王ランキング戦に参加するなど、その存在感を示しました。しかし、最初の失敗が彼の後の昇段に好影響を与えることとなり、2017年には五段、さらに六段、七段と昇進していきました。特に、六段への昇段は、竜王戦での勝利を背景にしたものであり、彼の将棋技術が確実に高まっていることを示しています。

棋風と交友関係

棋風においては居飛車を基本にし、角換わりを得意とし、果敢な攻めのスタイルが特徴的です。桂馬の使い方にも定評があり、その独特の攻撃力で相手棋士を圧倒することが多いです。

また、彼との関係性を考えると、佐々木勇気とは特に親密であり、互いの成長を支えているライバルでもあります。将棋全国大会やイベントへの参加を通じて、両者は協力しあいながら技術を高めあっています。

パーソナリティと将棋界での活動

三枚堂達也は、将棋ファンとの交流を大切にし、ユーモアあふれる対話を広めています。彼は「桂の貴公子」と称され、将棋世界でもその名が広まっています。将棋を愛する彼は、出身地の将棋クラブでの指導を通じて、地域の将棋文化の発展にも貢献しています。また、ダーツやビリヤードといった室内競技も楽しむ一面があり、オフの時間を充実させています。さらに、漫画「紅葉の棋節」の監修にも携わるなど、多岐にわたる活躍をしています。

将棋界の若手棋士として急成長を遂げている三枚堂達也は、今後の活躍が期待される才能ある棋士です。

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