三枝の激闘スタジアム

『三枝の激闘スタジアム』は、1990年10月6日から1991年9月28日まで、関西テレビ（KTV）で放送されていたゲームバラエティ番組です。この番組は、KTVと吉本興業の共同制作によって生まれました。

番組の司会は、当時桂三枝（現・六代目桂文枝）が務め、彼の冠番組として親しまれました。番組の主な内容は、三枝と同じく吉本興業に所属する若手お笑い芸人たちが、「エキサイティングラビッツ」と「ファイティングタートルズ」の2つのチームに分かれて、様々な体当たりゲームで対戦するというものでした。これらのゲームで勝利したチームには、賞金が贈られました。

番組は当初、土曜日の深夜25時25分から26時20分までの55分番組として放送されていました。しかし、1991年4月以降は、土曜日の午後の時間帯である14時00分から14時30分までの30分番組へと変更されました。また、1991年1月3日（木曜日）の12時00分から13時25分には、正月特別番組として『三枝の大激闘スタジアム』というタイトルで放送されたこともありました。

番組内では、数々のユニークなアトラクションゲームが繰り広げられました。

アメとってチーム固まる
破れ紙通す てめぇら逃げんじゃねぇ！

これらのゲームは、出演者たちの身体能力やチームワークが試されるもので、視聴者を楽しませました。

番組には、司会の桂三枝のほか、多くのお笑い芸人が出演しました。出演者の一例を以下に示します。

おかけんた・ゆうた
非常階段（シルク、ミヤコ）
どんきほ〜て（きびのだんご、太平かつみ）
まるむし商店（磯部公彦、東村雅夫）
* 桂三歩

番組制作には、多くのスタッフが関わっていました。企画は桂三枝が担当し、構成は大工富明、儀賀保秀、浅田晃一郎が務めました。技術面では、海生宏彦が担当し、SWは早野昌孝、CAMは石黒英三、音声は後藤田利彦、VTRは阪倉清孝、照明は茂谷治、美術は岸村信治が担当しました。衣裳は大槻衣裳、進行は原一幸、メイクはofficeサヨコ、効果は内光弘、タイトルはタイトルエイト、スタイリストはパブリシティナックが担当しました。番組制作には、すくらんぶる、ホットスタッフ、東通企画、アイ・ティ・エス、ウエルカム、アーチェリープロダクションといった協力会社が関わりました。アシスタントディレクターは松本浩、野村佳宏（東通企画）、山田絵美が務め、ディレクターは虫明茂（東通企画）、OA担当は伊藤達弘（KTV）、アシスタントプロデューサーは東条かおり（吉本興業）、プロデューサーは梁典雄（KTV）と中井秀範（吉本興業）が担当しました。番組の制作は吉本興業が担当し、制作著作は関西テレビ放送が行いました。

番組は、ダウンタウンが出演していた「ダウンタウンのごっつええ感じ」内のコーナー「THE TEAM FIGHT」や、同じく関西テレビで放送されていた「笑う!アメカン」といった番組とも関連があります。これらの番組は、若手芸人たちが体を張ってゲームに挑戦するという点で共通していました。

『三枝の激闘スタジアム』は、関西の若手お笑い芸人たちの活躍を広く知らしめた番組として、その歴史に名を刻んでいます。

もう一度検索