三沢市コミュニティバス

三沢市コミュニティバス「みーばす」

三沢市コミュニティバス、通称「みーばす」は、青森県三沢市を中心に、一部上北郡六ヶ所村や六戸町小松ヶ丘ニュータウンを結ぶ地域密着型のバスです。運行は三沢市地域公共交通会議が主体となり、十和田観光電鉄に委託されています。

概要

「みーばす」は、三沢市立三沢病院の移転を契機に、市内の公共交通網再編の一環として誕生しました。マイカー利用の増加によるバス利用者の減少を食い止め、移転後の病院へのアクセスを確保し、三沢駅との接続を強化することで、市民の利便性向上を目指しています。

沿革

2010年11月8日：実証運行を開始。
2011年1月31日：愛称名公募の結果、「みーばす」に決定。
2011年2月21日：第2期実証運行計画を発表、7路線9系統での運行を決定。
2011年4月1日：7路線9系統で運行開始。
2011年10月1日：「三沢 - 百石線」の一部減便に伴い、「大津前平線」のルート延長とダイヤ変更を実施。
2018年10月1日：北浜線、北浜木崎野線、大津前平線の一部ルート変更、駅シャトル線の廃止などを実施。
2019年5月1日：ビードル西線にバス停を新設。
2019年10月1日：消費税増税に伴い、一部運賃を改定。
2020年4月4日：三沢駅前ロータリー完成に伴い、ダイヤ改正。かめバスの均一運賃を100円から150円に改定。

路線

「みーばす」は、愛称の異なる複数の路線で構成されています。

現行路線 (2018年10月1日 - )

うさぎバス
北浜線：小松ヶ丘三沢案内所 - 三沢駅 - 市役所前 - 岡三沢 - 三沢空港通 - 八幡/追舘
日曜・祝日は十和田観光電鉄の一般路線バスとして運行（三沢 - 追舘間）。
かめバス
北浜木崎野線：市立病院 - 雇用促進住宅前 - 岡三沢 - 三沢空港通 - 八幡/追舘
大津前平線：市立病院 - 三川目 - 二中前 - 国際交流センター前 - 市立病院 - 雇用促進住宅前 - (ミス･ビードルドーム) - 市役所・公会堂前 - (アメリカ広場) - 中央四丁目/中央三丁目 - 三沢公園 - 三沢駅 - 古間木小学校前
ビードル西線：市立病院 - 雇用促進住宅前 - ミス・ビードルドーム - 市役所・公会堂前 - アメリカ広場 - 中央四丁目/中央三丁目 - 三沢公園 - 三沢駅 - 古間木小学校前/古間木交流センター
ビードル東線（循環線）：三沢駅東口を起点に、ミス・ビードルドーム、市立病院、三沢空港温泉前などを経由する左回り・右回りの循環ルート。

運行終了路線

過去には、「うさぎさんバス」や「かめさんバス」といった愛称の路線や、駅シャトル線などが運行されていました。

運賃 (2020年4月4日現在)

うさぎバス
北浜線：対距離運賃制（初乗り140円）
かめバス
北浜木崎野線：岡三沢市営住宅前 - 三沢病院間は150円均一、その他区間は対距離運賃制（初乗り140円）
大津前平線：三沢駅 - 市立病院・深谷間は150円均一、その他区間は対距離運賃制（初乗り140円）
ビードル西線・ビードル東線：全区間150円均一
高齢者向け割引
70歳以上の高齢者は、「高齢者いきいきパス券」（3000円/月）を購入することで、市内区間を1回150円で利用可能（十和田観光電鉄の路線バスも利用可能）。

その他

コミュニティバス運行開始時、車両運用体制の都合上、新車の中型ノンステップバスを導入。
コミュニティバス運行開始に伴い、従来の三沢市100円バスは廃止。
乗降方法は十和田観光電鉄の一般路線と同様、前乗り前降り。
三沢駅、市役所・公会堂前、ミス・ビードルドームには、バスの接近情報を案内する「あしあとランプ」が設置。
市立三沢病院待合室、スカイプラザミサワには、バス停の発車情報を知らせる「あしあとランプマルチ」が設置。

「みーばす」は、市民の生活を支える重要な交通手段として、これからも地域に貢献していくことが期待されます。

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