上北郡

上北郡の概要

上北郡（かみきたぐん）は、青森県に位置する郡で、2024年7月1日現在の推計人口は88,343人、面積は1,280.22km²、人口密度は69人/km²です。この郡は、以下の町と村から構成されています。

• - 野辺地町（のへじまち）
• - 七戸町（しちのへまち）
• - 六戸町（ろくのへまち）
• - 横浜町（よこはままち）
• - 東北町（とうほくまち）
• - 六ヶ所村（ろっかしょむら）
• - おいらせ町（おいらせちょう）

郡の歴史

上北郡は1878年（明治11年）に正式に行政区画として発足し、当初は現在の6町1村に加え、三沢市や十和田市も含まれていました。藩政時代には、南部氏が支配する盛岡藩の一部として、七戸と野辺地に代官所が設置されていました。

明治初年における地元の支配状況は、陸奥国北郡の地域に関連し、さまざまな行政改変が行われてきました。1869年には戊辰戦争の影響で盛岡藩が没収された後、郡内の領地は弘前藩に移管され、その後も数回にわたる行政区画の変更がありました。

郡発足前の沿革

上北郡の成立以前には、以下のような重要な出来事がありました。

• - 明治元年（1869年）、盛岡藩が領地を撤回され、弘前藩の支配下となる。
• - 明治2年（1869年）、旧盛岡藩領での一揆により管轄が黒羽藩に変更される。
• - 明治4年（1871年）には、廃藩置県が実施され、七戸県や斗南県の管轄下となる。

郡発足以降の変遷

1878年に郡区町村編制法が施行され、現在の上北郡が成立しました。郡役所は七戸村に設置され、その後も町村制の施行を経てさまざまな町が設立されていきました。

• - 1889年には野辺地村が町制を施行し、野辺地町となる。
• - 1902年に七戸村が町制を施行し七戸町となる。
• - そして、1948年には三沢村、六戸村、およびその他の村が合併し、新たに大三沢町が設立されました。

戦後の1950年代にかけても、上北郡内での合併が進み、さまざまな町が誕生しました。その結果、例えば七戸町やおいらせ町が設立され、町と村の数も変化していきました。最終的には、上北郡には現在の6町1村が残る形となっています。

行政と文化

上北郡は、郡制の施行や郡役所の歴史を通じて、地域の発展に寄与してきました。また、郡内の文化や伝統も豊かであり、多様な地域行事が行われています。

関連文献

上北郡に関する資料として、『上北郡伝説集：上北郡郷土資料』や『角川日本地名大辞典』などがあり、地域の歴史や文化について深く知ることができます。

上北郡は、その豊かな歴史や地域コミュニティの繋がりにより、青森県の中でも特異な存在として位置づけられています。

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