三波春香

三波 春香

概要

日本の女性声優である三波 春香（みなみ はるか）は、2000年2月22日に沖縄県で誕生しました。現在は81プロデュースに所属しており、親しいファンからは「はるちゃん」や「はーちゃん」といった愛称で呼ばれています。

略歴と声優への道のり

三波が声優という職業を知り、強い憧れを抱くようになったのは中学時代のことでした。特にアニメ作品『ラブライブ!』に熱中する中で、登場人物たちの声を務める声優という存在を意識し始めたと語っています。声優を具体的に目指し始めた時期については定かではないものの、気がついた時にはすでに「将来は必ず声優になる」という強い決意を胸に抱いていたそうです。

初めて興味を持った声優として、芹澤優や雨宮天の名前を挙げており、彼女たちのライブ映像から大きな感銘を受けました。この経験から、演技だけでなく、歌やダンスもこなせる声優を目指すことを決意します。当時はアニメや漫画の世界に深く没頭しており、声優という職業を認識してからは、さらにその世界観に引き込まれていきました。

しかし、身近にアニメや声優に関心を持つ友人がいなかったため、「アニメが好きで将来声優になりたい」という率直な思いを周囲に伝えることが難しかったと述懐しています。誰にも相談できずに思いをくすぶらせていた日々を経て、高校2年生の時に初めて両親に「声優のオーディションを受けたい」と打ち明けます。突然の告白に、両親も声優という仕事について理解が及ばず、不安からお互いに衝突することもあったそうです。それでも最終的には両親からの応援を得ることができ、2025年のインタビューでは、両親が自身にとって最も心強い味方であると語っています。

声優の道を志してから、数々のオーディションに挑戦する日々が始まりました。初めてのオーディションである「第3回アニソン・ヴォーカルオーディション」では、最終審査まで進むという手応えを得たものの、その後も事務所への所属は容易ではありませんでした。どこの事務所のオーディションにも合格できず、それでも夢を諦めきれずに地道な努力を続けます。時には両親に内緒でオーディションに応募するなど、約5年間もの間、合格を掴むために挑戦を続けました。

長い不合格の期間を経て、転機が訪れます。大学3年生の冬、「これが最後のチャンスかもしれない」という思いで応募した声優オーディション『SUN AUDITION』に見事合格を果たしました。同オーディションの合格者8名と共に、声優ユニット「IBERIs&」を結成し、アーティスト活動を開始します。オーディション合格に伴い、2022年8月20日付けで81プロデュースへの所属が決定し、プロの声優として本格的な活動をスタートさせました。

人物像

出身地である沖縄県の方言を話すことができます。性格は、自身のペースを大切にする平和主義な一面を持っていると語っています。好きなものとしては、YouTubeでお気に入りのコンテンツを視聴することやお菓子を挙げており、特にYouTubeチャンネルのLazy Lie Crazyのファンであることを公言しています。所属事務所のプロフィールには、趣味としてドライブ、ヨガ、スキンケア、占いなどが記載されていますが、飽き性な性格ゆえに半月に一度は趣味が変わることもあると明かしています。

主な出演

太字はメインキャラクターです。

テレビアニメ

2023年：『Call Star -ボクは本当にダメな星?-』（野次馬A、被害者1）
2023年：『テクノロイド オーバーマインド』（観客）
2024年：『菜なれ花なれ』（生徒、鷹ノ咲高校チア部、御前嘴高校生徒）
2024年：『僕の妻は感情がない』（女の子）
2025年：『前橋ウィッチーズ』（三俣チョコ）

ゲーム

2023年：『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』（ソフィ）
2024年：『De：Lithe Last Memories』（鳴海ナギサ）
2025年：『雀エボライブ』（鳴海ナギサ）

インターネット放送

『月刊ガガガチャンネル』（2024年4月17日 -、ニコニコ生放送・YouTube※）※5代目パーソナリティ（厚木那奈美と各回交代）

オーディオブック

2024年：『ロストマンの弾丸』（姫村操）
2024年：『ラブカは静かに弓を持つ』（受付 他）
2024年：『育ちざかりの教え子がやけにエモい3』（三沢ひかり）
* 2024年：『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い5』（樋端温海 他）

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