三浦彩佳とは？意味をやさしく解説 - サードペディア百科事典

三浦彩佳（みうらあやか）は、1990年 9月17日生まれ、埼玉県さいたま市出身の女性総合格闘家であり、柔道家としての顔も持つアスリートです。TRIBE TOKYO M.M.Aに所属し、ONE Championship女子ストロー級ランキング4位の実力者として知られています。

生い立ちと柔道

格闘技好きの父親の影響を受け、幼少期からK-1やPRIDEの試合を観戦していた三浦は、中学校入学と同時に柔道を始めました。高校時代には埼玉県柔道大会で優勝を果たすなど、早くからその才能を開花させました。東京柔道整復専門学校在学中には、東京都柔道接骨師会柔道整復師大会個人戦軽量級で連覇を達成し、全国接骨師会柔道整復大会でも2度の優勝を飾るなど、柔道家として確固たる実績を築きました。

総合格闘技への転身

22歳の時、勤務していた整骨院に治療で訪れた長南亮との出会いが、彼女の人生を大きく変えるきっかけとなります。長南から総合格闘技の話を聞いたことをきっかけに、三浦は新たな道へと足を踏み出しました。TRIBE TOKYO M.M.Aに入門し、本格的に総合格闘技のトレーニングを開始。

プロデビューと試練

2014年5月18日、DEEP JEWELSでプロデビューを飾り、エラ・ウーを肩固めで下して鮮烈な勝利を収めました。しかし、その後、藤野恵実との対戦後にメニエール病と診断され、約2年間のブランクを余儀なくされます。この期間は、三浦にとって試練の時間となりましたが、彼女は決して諦めませんでした。

復帰、そしてPANCRASEへ

2016年9月19日、TTF CHALLENGE 06でナム・イェヒョンとの復帰戦を行い、判定勝ちで復活を遂げました。2017年3月12日には、PANCRASE初出場となるPANCRASE 285でマグダレナ・ソルモバを判定で破り、連勝を重ねます。しかし、2017年10月8日、PANCRASE 290でビビアン・アラウジョにTKO負けを喫し、プロの厳しさを再び味わいます。

ONE Championshipでの活躍

2019年2月22日、ONE Championship: CALL TO GREATNESSでラウラ・バリンをアームロックで破り、ONE Championshipデビューを飾ると、その後も3連勝を達成。2020年2月28日、ONE Championship: KING OF THE JUNGLEでのティファニー・テオ戦ではTKO負けを喫しますが、2022年1月14日、ONE Championship: Heavy HittersでのONE Championship世界女子ストロー級タイトルマッチでは王者ション・ジンナンに挑戦、惜しくも判定負けで王座獲得はなりませんでした。しかし、2024年1月28日、ONE 165において平田樹に勝利し、その実力を改めて示しました。

人物像と戦績

三浦は、柔道整復師とアロマセラピストの資格を持つ才媛でもあります。また、愛兎「茶太郎」を飼うなど、優しい一面も持ち合わせています。得意技はVクロスアームロックで、「あやかロック」の異名でも知られています。その戦績は、数々の勝利と敗北を経験しながらも、常に前進を続ける彼女の不屈の精神を物語っています。

三浦彩佳