三浦柚恵

三浦 柚恵

三浦 柚恵（みうら ゆえ）選手は、2002年2月26日に神奈川県横浜市で生まれた、日本の元女子プロ野球選手です。主に投手としてプレーし、血液型はO型。

若き日と野球への情熱

三浦選手が野球と出会ったのは、まだ小学1年生の頃でした。身近なきょうだいの影響を受けて、自然と白球を追いかけるようになります。小学4年生からは投手としての道を歩み始め、その才能を開花させます。中学時代には、学校の野球部でエースナンバーである背番号1を背負うまでになり、さらに所属していた硬式野球チーム「横浜クラブ」では、全国大会で堂々の3位入賞を果たすなど、早くからその実力は広く知られるところとなりました。

高校での鍛錬とプロへの道

高校は神奈川県立藤沢清流高等学校に進学。女子選手としては珍しく、男子硬式野球部に所属し、高いレベルの中で自身の技術を磨き続けました。3年生となった2019年には、同年11月に開催される女子野球アジアカップを目標に、U18女子野球日本代表の選考に挑みますが、残念ながら代表入りは叶いませんでした。しかし、野球への情熱は衰えることなく、その翌月である2019年10月、日本女子プロ野球リーグの入団テストに見事合格し、プロ野球選手となる夢を実現させます。

プロ野球での経験

高校卒業後の2020年、三浦選手は女子プロ野球リーグのチーム、レイアに入団しました。しかし、この年はリーグ全体で選手の数が減少しており、試合開催時には愛知ディオーネの選手としても活動するという状況でした。限られた機会の中でプロとしての経験を積みますが、同年12月29日、自身のSNSアカウントを通じて、女子プロ野球リーグからの退団を発表しました。

社会人野球での新たな挑戦

プロ野球を離れた後も、三浦選手は野球を続けることを選択します。2021年には、神奈川県内で活動する女子社会人野球チーム、GOOD・JOB女子硬式野球部に所属しました。新たな環境で再びプレーを開始しますが、同年シーズン終了をもってこのチームからも退団。そして、2022年からは活動の場を兵庫県に移し、淡路島を拠点とする女子硬式野球チーム、淡路BRAVE OCEANSに所属し、現在もなお現役選手として活躍しています。

プロ野球時代の記録

女子プロ野球リーグに在籍した2020年シーズンにおける主な記録は以下の通りです。

初登板： 2020年8月15日、対京都フローラ戦（わかさスタジアム京都）。6回表に3番手投手として救援登板し、2イニングを投げ3失点（自責点1）という成績でした。
初奪三振： 初登板と同じ試合。7回表に対戦した田中亜里沙選手から見逃し三振を奪いました。

背番号

女子プロ野球リーグでの在籍期間中、三浦選手が背負った背番号は「48」（2020年）でした。

プロ野球での経験を経て、現在は社会人野球の舞台でプレーを続ける三浦柚恵選手。今後の活躍にも期待が集まります。

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