三瓶山征夫

三瓶山征夫の生涯

三瓶山征夫（さんべやま まさお）、本名繁田征夫として1938年6月8日に島根県大田市で生まれました。彼は中村部屋および二所ノ関部屋に所属していた元大相撲力士です。身長179㎝、体重96㎏という体格を持ち、最高位は西十両4枚目という成績を残しました。得意技は右四つで、押しも駆使することができました。

幼少期と相撲道への道

彼の家庭は建具屋で、二男として育ちました。幼少の頃、彼は野球に熱中していましたが、同時に柔道や水泳も得意でした。また、地元の土地相撲にも参加していたため、相撲に対する関心は高かったようです。その後、知人の紹介で二所ノ関部屋に入門し、1957年5月場所で初土俵を踏みました。

十両への昇進と試練

三瓶山は1963年1月場所に十両へ昇進しますが、彼の道のりは平坦ではありませんでした。1965年11月場所では勝ち越していたにもかかわらず、左足首を骨折し、途中休場を余儀なくされました。さらに翌1966年1月場所でも、その怪我の影響で初日から休場し、幕下へ降格してしまいます。長い低迷期が続きましたが、彼は諦めず、1966年11月場所には東幕下4枚目の地位で全勝を果たし、幕下優勝を果たしました。この結果、再び十両へ復帰することができました。

現役時代と廃業

十両での活躍は24場所にわたりましたが、入幕することはできず、1968年5月場所限りで力士としての生活に幕を閉じることになりました。彼の通算成績は341勝307敗、勝率は.526、十両の成績は166勝178敗、勝率は.483で、現役在位は66場所に及びました。

主要なタイトルと改名

三瓶山は、1966年11月場所での幕下優勝と1957年9月場所での序ノ口優勝を含む主な成績を残しました。また、彼は相撲キャリアの中で名前を何度か変更しました。1957年5月場所から1962年11月場所までの間は「石見冨士 征男」、その後1963年1月場所から1966年11月場所まで「三瓶山 征夫」、そして1967年1月場所から1968年5月場所まで再度「三瓶山 征男」と名乗りました。

まとめ

三瓶山征夫は、数々の試練を乗り越えた相撲力士として、多くの相撲ファンに影響を与えました。相撲に対する情熱と、成し遂げた成果は、若い世代の力士たちにも受け継がれることでしょう。彼のこれまでの歩みは、相撲界の重要な記録として語り継がれることでしょう。

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